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面白かった映画 ブログトップ
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マラヴィータ (アメリカ/フランス・2013年) [面白かった映画]

 監督はリュック・ベッソン。
 原作はトニーノ・ブナキスタ。
 脚本はリュック・ベッソンと、マイケル・カレオ。
 出演はロバート・デ・ニーロ。
 主人公は元マフィアのボスだったフレッド。妻と2人の子供と共に田舎に引っ越して来たが、敵対していたファミリーのボスをFBIに売ったため、復讐を逃れて各地を転々としていた。FBI捜査官が監視の目的で、たびたび訪ねて来るが、敵の殺し屋から狙われ、フレッドだけでなく、妻と2人の子供たちも勇敢に立ち向かっては逃げ惑う。
 タイトルの『マラヴィータ』とは、一家が可愛がっている愛犬の名前。
 主人公のキャラクターも面白いが、妻と2人の子供も尋常ではない家族。悪知恵と勇気を発揮して、殺し屋も世間も怖れないというキャラクターぞろいが、面白かった。元マフィア一家を次々襲うトラブルを、コメディ・タッチで面白おかしく描いた軽妙な雰囲気の映画だった。

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恋多き女 (フランス・1956年) [面白かった映画]

 監督はジャン・ルノワール。
 脚本はジャン・ルノワールと、ジャン・セルジュ。
 主演はイングリッド・バーグマンと、ジャン・マレー。
 主人公はポーランドの公爵未亡人エレナ。親しい男爵夫人から、成功した実業家ミショーとの再婚をすすめられる。無名の作曲家からもプロポーズされるが、エレナは断り、経済状態が不安な伯母のために、ミショーとの結婚を承諾。革命記念日の日、パリ祭で賑わっている街中に出たエレナは、アンリ侯爵と知り合い、英雄ロラン将軍を紹介される。ロラン将軍はエレナに想いを寄せるが、エレナが最後に選んだのはアンリ侯爵だった。
 いかにもフランスふうラブ・コメディと言える感じの恋愛ドラマだが、イングリッド・バーグマンの魅力はあまり出ていなかった。何人もの紳士たちから想いを寄せられる公爵夫人らしさは出ているのだが、この喜劇映画にイングリッド・バーグマンが、あまり、しっくりこないというか、適役に感じられなかった。
 けれど映画全体に、フランスのドタバタ恋愛喜劇の面白さを感じさせるのは、ジャン・ルノワール監督の才能かもしれないとも思った。
 ロラン将軍の役を演じたジャン・マレーが魅力的で、イングリッド・バーグマンのエレナと結ばれるようにと思いながら観ていた。結ばれなかった理由が、シリアスなストーリーではないからサラリと描かれてしまっているのが、ちょっぴり、もの足りない感じ。ジャン・マレーのほうが、メル・ファーラーより、イングリッド・バーグマンの恋人役としては絶対、似合うし、適役。
 この映画の撮影時、43歳のジャン・マレーの演技や雰囲気など、独特の魅力が印象深くて堪能できた。  

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ア・フュー・グッドメン (アメリカ・1992年) [面白かった映画]

 監督はロブ・ライナー。
 原作はアーロン・ソーキン。
 脚本はアーロン・ソーキン。
 主演はトム・クルーズ、ジャック・ニコルソン。
 キューバのアメリカ海軍基地。海兵隊員が就寝中、何者かに殺害される。2人の兵士が犯人とされ、起訴されるが、事件は〈コードR〉という暴力的制裁があったことが判明。被告の弁護を任命されたキャフィー中尉が、助手と共に調査を開始し、真実を究明していく。
 舞台劇の映画化ということだが、〈コードR〉の命令がからんだ、面白い法廷サスペンスだった。
 最高指揮官の大佐役を演じたジャック・ニコルソンの存在感が、際立っていた。
 面白かったけれど、主役が他の俳優なら、もっと楽しめた。そのことを、後日、テレビで見た映画の感想を、2人の知人と話していた時、この映画を観た知人男性が、「トム・クルーズ、良かったと思う」と、言うので、「そうお? 表情が乏しくて、あまり好きな俳優じゃないわ」と私。「そう言えば、いつも同じ顔してる」と、気がついたような口調の知人。「でしょう? 表情も大事な演技。たとえば、まなざしだけで演技のできる俳優が好きだわ」「ああ、なるほどね」「ストーリーは面白かったわ。法廷サスペンスって大好き」「そうですね。法廷ものって、結構、面白いですよね」「日本の映画は、駄目だけど。私は、ほとんど洋画ばかり観るの。法廷で弁護士と検事の丁々発止って、面白いわあ」「ハハハ、そうですか」
 そんな会話のやり取りをした。2人の知人の職業は――。

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パリより愛をこめて (フランス・2010年) [面白かった映画]

 監督はピエール・モレル。
 脚本はアディ・ハサック。
 主演はジョン・トラヴォルタ。
 主人公はフランスのアメリカ大使館員ジェームズ・リース。実はCIA見習い捜査官。CIAから麻薬捜査にやって来たワックスの相棒を任じられ、ドラッグ密売に関わるテロ組織と闘って行く。
 主役のジョン・トラヴォルタが、わりと良かった。
 ロマンティックな邦題に期待して観たら、ちょっぴり、もの足りない内容。
 パリで開かれる国際サミットに集まる、各国の要人を狙ったテロを阻止するシーン。似たようなストーリーの映画を観たが、それなりに面白いサスペンス・アクションだった。

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インサイド・マン (アメリカ・2006年) [面白かった映画]

 監督はスパイク・リー。
 脚本はラッセル・ジェウィルス。
 主演はデンゼル・ワシントン。
 4人の銀行強盗が、マンハッタンの銀行を襲い、客と従業員を人質にして立てこもる。覆面とジャンプスーツ姿の強盗たちは、人質全員に同じ格好をさせ、警察の眼を混乱させる。担当となった刑事が、強盗たちのピザの要求に応じる指示。ピザの箱に盗聴器を仕掛けたが、見抜かれてしまう。強盗たちの目的は、銀行のお金以外の強奪で、貸金庫の中にある物だった。
 刑事役のデンゼル・ワシントン、弁護士役のジョディ・フォスター。どちらも、可もなく不可もなし、という感じ。
 人質全員に同じ格好をさせるとか、お金以外の目的の犯人の要求など、ストーリーはそれなりに面白いクライム・サスペンスだった。

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猿の惑星 (アメリカ・1968年) [面白かった映画]

 監督はフランクリン・J・シャフナー。
 原作はピエール・ブウル。
 脚本はロッド・サーリングと、マイケル・ウィルソン。
 主演はチャールトン・ヘストン。
 宇宙船が、1年半の航行後に、未知の惑星に着陸し、湖に沈没。宇宙飛行士たちは、初めて降り立った地で、猿の群れを眼にして驚愕する。その世界では、言葉を口にする猿たちは高等動物、口のきけない人間たちは下等動物。猿が人間を奴隷にしたり、人間狩りをして、檻の中に人間を閉じ込めている。宇宙船の隊長テイラーたちは、猿に見つかって捕獲されてしまうが、脱走を試みる。
 以前、この映画を初めて見た時、予想以上に面白くて楽しめた。最初は、タイトルもジャンルも、気乗りしなかった。SFはあまり興味がないし、動物嫌いだからである。
 けれど、見始めてすぐ、面白くて引き込まれた。人間と猿が逆の立場という設定の面白さと、サスペンスの面白さを感じたからだった。
 登場人物たち、というより、多くは猿たちの、さまざまなキャラクター。ストーリーの奇抜さ、斬新さ。ラストシーンは、意外な結末で、忘れ難いほど印象的。
 チャールトン・ヘストンが、実に適役。猿たちの表情や演技も面白い。
 SFにあまり興味のない、動物嫌いの私を、ハラハラドキドキするサスペンスで、これほど楽しませてくれる映画は、他にないのではないかと思う。

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見知らぬ乗客 (アメリカ・1951年) [面白かった映画]

 監督はアルフレッド・ヒッチコック。
 原作はパトリシア・ハイスミス。
 脚本はウィットフィールド・クック。
 脚色はレイモンド・チャンドラーとツェンツイ・オルモンド。
 主演はファーリー・グレンジャー。
 主人公はテニス選手のガイ。列車の中で、見知らぬ男から声をかけられる。男は、ガイが妻と離婚して他の女性と結婚したがっていることを知っていて、自分の父との交換殺人を持ちかけた。ガイは断るが、男ブルーノは交換殺人計画を実行し始めてしまう。しかもブルーノは、列車内でひそかに盗んだガイのライターを、殺人の証拠としてガイを脅迫。警察からも疑われる。
 ヒッチコックが好きな友人にどの映画が好きか聞くと、この『見知らぬ乗客』が入っている。ヒッチコックらしさとスリラーの面白さでは抜群の魅力があると私も思う。ヒッチコックならすべての映画が好きという私も、この映画のタイトルが浮かぶほど、何度観ても楽しめる。
 他に、『汚名』『白い恐怖』『パラダイン夫人の恋』『舞台恐怖症』『レベッカ』『北北西に進路を取れ』『泥棒成金』『私は告白する』『疑惑の影』『裏窓』なども、何度観ても楽しめるヒッチコック映画。もの足りない映画や退屈な映画を観た後に、何度も観ているヒッチコックのどれかを観ると、満たされた気分になる。面白さ、楽しさの他に、一種の精神安定剤になっているような時もある。

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イングリッド・バーグマン~愛に生きた女優~ (スウェーデン・2015年) [面白かった映画]

 監督はスティーグ・ビョークマン。
 出演はイングリッド・バーグマン、イザベラ・ロッセリーニ、イングリッド・ロッセリーニ、ロベルト・ロッセリーニ、他。
 イングリッド・バーグマンのドキュメンタリー。
 イングリッド・バーグマンはアーカイブ映像。
 過去の日記やフィルム、子供たちへのインタビューによるコメントから、スウェーデン出身の女優イングリッド・バーグマンが、母国、アメリカ、イタリアで活躍した様子や、夫や子供たちと共に過ごすひとときの断片映像など、興味深く観た。
 子供たちと過ごす時の母は退屈そうだったと、イザベラ・ロッセリーニが微笑みながら語っていたのが印象に残った。

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冬の猿 (フランス・1962年) [面白かった映画]

 監督はアンリ・ヴェルヌイユ。
 原作はアントワーヌ・ブロンダン。
 脚色はフランソワ・ボワイエ。
 主演はジャン・ギャバンと、ジャン・ポール・ベルモンド。
 ノルマンディーの海辺で小さなホテルを経営している初老のアルベールと、一見、旅人のような宿泊客の青年ガブリエルが、その町で共に過ごす時期に起こるさまざまなドラマ。忘れ難い戦争体験のあるアルベール。旅人ではなく、その町を訪れた深刻な理由のあるガブリエル。禁酒を破って深酒を繰り返すようになるアルベール。胸に、破局の恋や幼い娘への想いを秘めたガブリエル。意気投合した2人は、泥酔して町の人々の顰蹙を買ったり、人生を語り合ったりする。
 タイトルの『冬の猿』は、
 ――冬になると迷い猿が人里に降りてくる――
 という中国の話から。中国で戦争体験したアルベールが、その話をするシーンがある。父と息子ぐらいの年齢差がある2人の短期間の交友が描かれ、地味なストーリーだが、それぞれのキャラクターの面白さがあった。アルベールと妻の関係も、ユニークな感じ。ガブリエルの娘への恋しさなど、微妙な心理も伝わってきた。 

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ヒッチコックのファミリー・プロット (アメリカ・1976年) [面白かった映画]

 監督はアルフレッド・ヒッチコック。
 原作はヴィクター・カニング。
 脚本はアーネスト・レーマン。
 主演はカレン・ブラック。
 主人公はインチキ霊媒師の若い女性ブランチ。資産家の老婦人の邸宅で、インチキな霊媒術を施し始める。資産家老婦人は40年前、独身の妹が産んだ子を、里子に出した。その子に全財産を譲渡したいので、ブランチに探して欲しいと依頼。霊媒術でブランチは探し出せると承諾。恋人のタクシー運転手ジョージと共に、情報を集めて、ブランチの甥を探し出す。誘拐犯の男女と遭遇し、身の危険が迫ることに――。
 ヒッチコック最後の作品。80歳で亡くなる3年前。ヒッチコックらしいユーモアもにじみ出ていて、登場人物のキャラクターもストーリーも面白いサスペンス映画。初めて観たときより、2度目の今回のほうが面白く、楽しめた。
 晩年の作品はもの足りないというヒッチコックのファンもいるが、私にとっては、どの映画も味わい深く、他の監督とは違うサスペンス・タッチが、際立ってユニークで楽しめる。

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