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映画 中村勘三郎 (日本・2013年) [その他]

 監督は松木創。
 主演は十八代目中村勘三郎。
 57歳で亡くなった歌舞伎俳優・中村勘三郎に密着取材したドキュメンタリー。
 3歳の初舞台の可愛らしいこと、この上ないという感じ。
 歌舞伎を愛し、歌舞伎と共に生きた人生。短か過ぎる寿命。手術しなければ良かったのに。病室のベッドに、どんな想いで寝ていたかと想像すると、可哀想でたまらなくなる。

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ヴィットリオ・グリゴーロ テノールリサイタル (東京オペラシティ・4月10日) [その他]

 出演=ヴィットリオ・グリゴーロ(テノール)
    ヴィンチェンツォ・スカレーラ(ピアノ)
 曲目=
   『フィッリデの悲しげな姿よ』(ベッリーニ『6つのアリエッタ』より)
   『踊り』(ロッシーニ『音楽の夜会』より)
   『清く美しい天使よ』(ドニゼッティ 歌劇『アルバ公爵』より)
   『別れの歌』(トスティ)
   『禁じられた遊び』(ガスタルドン)
   『マッティナータ』(レオンカヴァッロ)
   『世界でただひとり君を愛す』(クルティス)
   『太陽の土地』(ダンニバーレ)
 ★アンコール
   『星も光りぬ』(プッチーニ『トスカ』より)
   『人知れぬ涙』(ドニセッティ『愛の妙薬)より)
   『オー・ソレ・ミオ』(カプア)
   『乾杯の歌』(ヴェルディ『椿姫』より)
            ☆
 期待以上に素晴らしくて心身が熱くなるほど感動し、陶酔させられるような心地だった。素敵なテノール歌手の生の歌を聴くことが、こんなにも素晴らしくて、まさに、非日常の時間と言えるような、こんなにも甘美な夢のひとときに酔わされるとは思わなかった。久しぶりにリサイタルを聴きに行ったということもあり、母の入院に関する肉親との頻繁な連絡の日が続いた時期だったためも、あったかもしれない。
 生で見て生で聴いたイタリア美男テノール歌手ヴィットリオ・グリゴーロは、もう想像以上に素敵で、若々しく、パワフルで、エネルギッシュで、その歌声にも、お茶目なファン・サービスも、ほぼ理解できるわかりやすい英語のトークも、舞台の端から端まで移動するようなパフォーマンスも、投げキスも、可愛いしぐさも、すべてがこの上なく魅力的で心に残った。
 アンコールからは観客総立ち、ブラヴォーの嵐、私もたくさんの拍手とブラヴォーの声援を送った。
 今回が初来日、毎年来日して東京オペラシティで歌って欲しいと思った。


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アロハ・フロム・ハワイ (アメリカ・1973年) [その他]

 主演はエルヴィス・プレスリー。
 エルヴィス・プレスリーのデビュー50周年を記念して、38か国で放送された世界同時生中継のコンサートと、そのリハーサルの収録。
 最初に観た時は、エルヴィス・プレスリーの肥満気味体型に驚愕。しかも衣装が体型の欠点をカバーするどころか強調されてしまっているようにさえ見える。1971年のコンサートではダイエットしてのギリギリ標準体型という感じだったが、わずか2年後はダイエットが成功しなかったということだろうか。ただし、晩年のコンサート映像では、見たくなかったと思ったくらい愕然、驚愕、失望させられた体型の映像も観た。実物は知らないが、DVDで観る限り、1968年のスタジオ・コンサートの時が最も理想的でセクシーな体型に感じられる。
 体型のことは本人が最もよく知っているはずで、精神・生活・遺伝による肥満と、プレスリーは死ぬまで闘ったかもしれないと想像される。
 けれど、このコンサートDVDは2度3度と観るうち、プレスリーの肥満体型でのパフォーマンスがあまり気にならなくなった。全28曲の中で、特に好きで何度も聴いたのは、『アメリカの祈り』。このコンサートで『アメリカの祈り』を歌うプレスリーには、神への祈りに通じる内面が表現されているようで、その歌声と汗とパフォーマンスには鬼気迫るような葛藤と祈りが伝わってきた。他のコンサートでも歌っていて、YouTubeではアロハ・フロム・ハワイ・コンサートでの、『アメリカの祈り』の映像はなく、視聴できないのが残念。

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プラシド・ドミンゴ コンサート イン ジャパン 2013 (東京国際フォーラム・2013年10月12日) [その他]

<出演>
プラシド・ドミンゴ(テノール)
ヴァージニア・トーラ(ソプラノ)
ヌリア・ボマレス(サルスエラ・ダンサー)
<指揮>
ユージン・コーン
<管弦楽>
東京フィルハーモニー交響楽団
          ☆
 ずっと夢見ていたプラシド・ドミンゴの来日コンサートに行った。もう、そのことだけで満足と言っていいような気分だった。2年前の来日コンサートのチケットは、発売日の発売時刻数分後にプレイガイドのサイトにアクセスしたら、販売終了の文字が表示されていて落胆。そんな時は他に試みる方法もあったらしいが、知らなかった。今回は興行主催者に電話し、東京国際フォーラムAホールの座席表をパソコンで見ながら座席選択してチケットを確実に購入した。
 夏にプラシド・ドミンゴが肺の病気で入院したという情報を読んでいたため、心配だった。無事にコンサートが開かれ、舞台にその姿を見ることができて、魅惑的な歌声を聞けたというだけで、もう胸が熱くなるほど幸せな想いだった。
 途中で舞台に椅子が出てきた時は、少し気になった。メリハリをつけるためなのか、疲れるためなのかと。ソプラノ歌手との2重唱が多く、アリアが少なかったことも、テンポの速い曲が比較的多く喉と肺の負担を考えての選曲のような気がしたことも、『グラナダ』を聴いた時は肺活量がやや減ったように感じられたことも、『故郷』よりスペイン民謡を歌って欲しかったとか、アリアを歌う傍でのサルスエラ・ダンサーの踊りがイマイチだったとか、収録用マイクの性能とか、2年前の来日コンサートのテレビ放送で見た時より体型に少々変化があったように見えたとか──それらのすべてが私にとっては不満とか失望とか言うほどの意味はないことと感じられるのは、午後7時半から10時半までの約3時間のひとときが、ずっと大事にしたい思い出の一夜になったからだった。




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ELVIS’68 COMEBACK SPECIAL (アメリカ・1968年) [その他]

 主演はエルヴィス・プレスリー。
 テレビ放送されたエルヴィス・プレスリーのステージと、ドキュメンタリーが収録されたDVD。
 映画出演をやめてコンサート活動に専念するきっかけとなったステージで、独特のパフォーマンスが、たっぷりと見られて堪能できる。
 コンサート活動のためにダイエットしたらしいが、数年前のこの時期は超魅力的なプロポーションで、黒のレザー・スーツがバッチリ似合って超セクシー。もちろん歌声も、この上なくセクシーでエネルギッシュでパワフルでヴィヴィッド。
 茶目っ気もあるエルヴィス・プレスリーのコメント、表情、しぐさも、コンサート活動以降より、もっとユニークで、のびのびとしている感じ。
 何度観ても楽しめる貴重なDVD。猛暑ストレスが消えていきそう。

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エルヴィス・プレスリー/エド・サリヴァン・ショー完全盤 (アメリカ・2005年) [その他]

 3枚組DVDで、3時間。アメリカのテレビ番組エド・サリヴァン・ショーに出演した時の、若いエルヴィス・プレスリーの貴重な映像。
 エルヴィス・プレスリー独特の、セクシーなパフォーマンスの原点という感じで、新鮮で楽しめた。ただ、貴重映像でDVDが高額なわりには、1度観ればいいという感じ。
 人気が出始めたころの若いエルヴィス・プレスリーには、それなりにフレッシュな魅力があるが、リサイタルで歌うためにダイエットしたらしい30代のエルヴィス・プレスリーの歌とセクシー・パフォーマンスのほうが、より魅力的に感じられると思った。

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第55回 NHKニューイヤーオペラコンサート (NHK) [その他]

 指揮=下野竜也
 出演=
 樋口達哉、福井敬、木下美穂子、他。
 新国立劇場合唱団、二期会合唱団、藤原歌劇団合唱部、東京バレエ団。
 東京フィルハーモニー交響楽団。
 ホールの音響があまり良くないせいか、生ではなくテレビで聴いたせいか、声量のある歌唱のソリストが少なかったような感じがした。後半は少し退屈だった。興味を持ちたくなる歌手が、いなかったことが残念。


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宝塚歌劇雪組公演 仮面の男 (東京宝塚劇場・2011年11月19日) [その他]

 原作はアレクサンドル・デュマ。
 脚本と演出は児玉明子。
 作曲は玉麻尚一。
 主演は音月桂と、舞羽美海。
 17世紀のパリ。国王ルイ14世は王政を確立した暴君。貧困の市民をよそに、贅沢と享楽の日々。娘ルイーズが気に入り、彼女の婚約者ラウルを偽の罪で投獄。ルイーズを侍女にする。ラウルは獄中で、国王ルイの双子の兄を見るが、そのフィリップは政権争いを避けるため、鉄の仮面を付けられ幽閉されていた。ラウルは手紙で、兄のアトスに知らせる。『三銃士』の1人だったアトスは元の仲間を集め、弟フィリップを救出しようとする。そんなストーリーで、男役トップスターの音月桂が、国王ルイと、囚人フィリップの双子の兄弟を演じる1人2役。
 ストーリーは面白かった。音楽は、私の感性には合わなかった。スピーカーから流れてくるボリュームの大きなオーケストラの演奏が、ポップスや歌謡曲のような演奏に感じられなくもなかった。
 オペラとの違いが、いろいろなところに感じられた。主演コンビの男役と娘役のトップスターは、それなりに良かった。男役トップスターの兄弟1人2役も面白かった。けれど、想像していたほどの感動は、あまり湧かなかった。
 宝塚歌劇公演を、初めて生で観た新鮮さと楽しさがあった。



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ダニエラ・デッシィ&ファビオ・アルミリアート デュオリサイタル (東京オペラシティ コンサートホール・2011年12月8日) [その他]

<出演>
 ダニエラ・デッシィ(ソプラノ)
 ファビオ・アルミリアート(テノール)
 浅野菜生子(ピアノ)

<曲目>
 プッチーニ 歌劇『蝶々夫人』より『ある晴れた日に』
 トスティ 『理想』
 モーツァルト 歌劇『フィガロの結婚』より『愛の神よ照覧あれ』
 プッチーニ 歌劇『トスカ』より『星は光りぬ』『歌に生き、恋に生き』
 ヴェルディ 歌劇『オテロ』より『すでに夜も更けた』
 ジョルダーノ 歌劇『アンドレア・シェニエ』より『ある日空をながめて』
 他
 テレビで放映された『アイーダ』(アレーナ・ディ・ヴェローナ日本公演 <プラシド・ドミンゴ イン 東京2010> BSジャパン)で、ダニエラ・デッシィの美しいアイーダと、ラダメスを歌ったファビオ・アルミリアートが、素晴らしくて印象的だったが、特にファンというほどでもなかった。けれど、オペラのアリアをCDとDVDとテレビで聴いているだけでは、やはり、もの足りない。たまには、生で聴きたいと思った。予定曲目を見ると、知っているアリアが多く、ソプラノとテノールと2重唱が聴けることにワクワクするほど期待した。
 期待どおり、素晴らしいリサイタルで、2時間余り、心ゆくまで堪能した。特に、ダニエラ・デッシィが素晴らしかった。感情表現が、よく伝わって来る歌唱だった。歌う時の表情も表現力も豊かで、その容姿も最高に女っぽくチャーミング。チラシの写真より、はるかに華やかな美貌に驚かされた。イタリア美人、というよりイタリア美女、と言いたくなる魅力にあふれている。年下のご主人のファビオ・アルミリアートはオペラ歌手というより画家のような風貌で、スタイル抜群のテノール歌手、伸びやかな歌声だった。2人の2重唱の時の姿は、見るからに似合いのカップルという感じで、その歌もとても良かった。
 アンコールは6曲。私は来日歌手が日本の歌を歌うのは、好意やサービスと感じるものの、あまり好きではないが、ダニエラ・デッシィの『赤とんぼ』はオペラのアリアふうに聴こえて、とても良かった。アンコールの最後は『椿姫』の『乾杯の歌』。
 ダニエラ・デッシィを観るうち、私のイメージするオペラ『トスカ』の歌姫トスカは、この歌手だわと思った。テレビやDVDやオペラ映画で『トスカ』を観て、いつも、歌姫トスカのイメージが少し違う気がした。ダニエラ・デッシィの歌姫トスカは絶対、素晴らしいと思う。トスカを演じて歌うダニエラ・デッシィを観たいと強く思った。





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ホセ・カレーラス テノール・リサイタル『Sogno~夢』 サントリーホール 2011年11月29日 [その他]

<出演>
    ホセ・カレーラス (テノール)
    ロレンツォ・バヴァーイ (ピアノ)
<曲目>
    トスティ『夢』
    チェザリーニ『夢見るフィレンツェ』
    他
<アンコール>
    アディンセル『僕によりそう影』
    デスポジト『太陽に酔って』
    アカンポーラ『冬』
    ファルヴォ『彼女に告げて』
    クルティス『帰れソレントへ』
                            ☆
 期待以上に、最高に素晴らしいリサイタルだった。最初は、聴きに行くことを少し迷った。主催者に問い合わせたら、曲目はイタリア歌曲を中心に、スペインやフランスの歌曲ばかりで、オペラのアリアがないためだった。けれど、CDやDVDやテレビで聴いて好きになったホセ・カレーラスを、やはり生で聴いてみたかった。知っている歌曲は『カタリ・カタリ』と『帰れソレントへ』で、あとは初めて聴く曲目ばかり。それでも、充分に感動できたし、もう、酔わされどおしだった。ピアノの伴奏も、とても素晴らしかった。
 マイクなしで歌うホセ・カレーラスの肉声、その歌声は、繊細で美しく、ノーブルでりりしくて、艶があって、男性的で、叙情的で、1曲目から深く深く魅了された。オペラのアリアではなく、翻訳字幕もない歌曲に、これほど感動させられ、酔わされるとは思っていなかった。数曲歌うごとに、ピアニストのロレンツォ・バヴァーイと共に舞台の奥へ歩いて行く時、舞台袖で立ち止まって客席に笑顔を向け、鳴り止まない拍手への感謝のような表情としぐさのホセ・カレーラスに、人柄や人間性が感じられるような気がした。また、アンコールの2曲目は、背後の席に向かって歌ったことに驚き、感心させられたし、その配慮とやさしさに感動した。背後の席の観客たちは、どんなにうれしかったことかと思った。
 私は正面2階席から、ホセ・カレーラスの歌う表情を、オペラ・グラスで時々、見ていた。その歌声に酔わされるうち、ホセ・カレーラスが最高の美男に見えてきた。特に、情感こめて歌う時の深い瞳、深いまなざしに、たまらなく魅了された。写真より、テレビより、実物が一番、美男に見えると感じた。それは、もちろん、ホセ・カレーラスの歌唱に酔わされたからこそである。もっと若いころのホセ・カレーラスを聴いた人たちは、いろいろな感じ方をするかもしれないが、私にとっては、現在のホセ・カレーラスの歌声に、もう、この上なく魅了され、感動させられ、陶酔させられる、一番好きなテノール歌手と言いたいくらい、大好きな大好きな歌手になった。オペラは引退してコンサート活動だけで、あれだけ多くの観客がいて、1曲ごとに万雷の拍手、飛び交うブラヴォーの声、熱く盛り上がって観客総立ち、拍手喝采の賞讃の嵐を湧き起こすほどファンを熱狂させ、感動させ、陶酔させるテノール歌手は、ホセ・カレーラスの他にいないと思った。その感動と陶酔の余韻に、終演後もずっと浸ったまま自宅に帰り着き、眠りにつくまでホセ・カレーラスが情感こめて歌う時の深い瞳とまなざしが浮かび、その素晴らしい歌声が耳に残っていた。




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