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複製された男(カナダ/スペイン・2013年) [少し面白かった映画]

 監督はドゥニ・ヴィルヌーヴ。
 原作はジョゼ・サラマーゴ。
 脚本はハビエル・グヨン。
 主演はジェイク ・ギレンホール。
 主人公は大学講師のアダム。映画を観ていた時、自分と瓜二つの脇役の俳優を眼にして、驚愕する。その俳優のことをネットで調べ、アンソニーという名の彼に会いに行く。アンソニーも驚き、互いの肉体に傷跡があることまで知る。その後、2人は互いの恋人と妻から間違えられながら、思いもかけない事態に直面していく。
 主役のジェイク ・ギレンホールが1人2役のサスペンス。大学講師と俳優を演じ分けている面白さ。好奇心から知り合った2人が、瓜二つであることに途惑いながら、そのことを利用しようとするストーリーは、ちょっと面白かった。
 ジェイク ・ギレンホールは、『プリズナーズ』(アメリカ・2013年)で刑事役を演じた年の撮影。30代前半にしては渋い感じが個性的。

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ホワイトナイツ (アメリカ・1985年) [少し面白かった映画]

 監督はテイラー・ハックフォード。
 脚本はジェームズ・ゴールドマンとエリック・ヒューズ。
 主演はミハイル・バリシニコフ。
 ソ連からアメリカに亡命した著名なバレエ・ダンサー青年ニコライは、ロンドンから東京に向う国際線の旅客機のトラブルで、白夜のシベリア空軍基地に緊急着陸。KGB(ソ連国家保安委員会)に発覚して連行され、軟禁されてしまう。一方、ニコライを母国に取り戻そうと画策するKGBのチャイコは、母国を捨てた黒人タップダンサー青年レイモンドを、監視役につける。逆の立場から反発し合っていた2人は、次第に友情を深めていき、計画を立てて脱出を決意する。
 バレエ・ダンサーとタップダンサー。2人の踊るシーンが印象的。無事に脱出を果たせるかどうか、ラストのサスペンスフルなシーンが面白かった。

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殺意は薔薇の香り (フランス/ルクセンブルク・2013年) [少し面白かった映画]

 監督はフィリップ・クローデル。
 脚本はフィリップ・クローデル。
 主演はダニエル・オートゥイユ。
 主人公は妻と平穏に暮らす脳外科医のポール。ルーという女性から、昔、手術してもらったと言葉をかけられる。自宅や勤務先の病院に花束が届くようになる。送り主が不明の花束だが、その都度、ポールの前に出現するので、彼女からの贈り物とわかる。ルーがストーカーと思い込んだポールは、気分的に不安定になり、その様子に妻も疑惑の眼を向けるようになる。
『殺意は薔薇の香り』という邦題。何となく陳腐で稚拙な感じ。
 ストーカーと思い込んだルーの行動がイマイチ迫力に欠けるし、ポールの苛立ちもあまり伝わってこない。
 ルーの自殺というのもストーリーを盛り上げていないし、不自然な感じ。
 監督と脚本担当が同じ人だが、他の監督と脚本だったら、もっと面白い映画になったような気がした。

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ワイルド・ギース (イギリス・1978年) [少し面白かった映画]

 監督はアンドリュー・V・マクラグレン。
 原作はダニエル・カーニー。
 脚本はレジナルド・ローズ。
 主演はリチャード・バートン。
 1967年、アフリカの某国で軍部のクーデターが起こり、黒人大統領リンバニが拉致された。2年後、国の銅山の権益を得ていた英国の大銀行家マターソンは、リンバニをイギリスに亡命させるため、元米軍将校で隊長アレン・フォークナーに、大統領の奪回作戦の指揮を依頼。アレンは特務曹長や元警察官を始め50人の傭兵部隊を指揮し、200人の敵と闘って行くが、傭兵は1人2人と生命を落として行く。
 戦争アクションはあまり興味のないジャンルだが、リチャード・バートン主演なので、興味を持った。
 敵も味方も武器弾薬に包囲されて生命を賭けて闘うという、男性の世界であり男性の本能や宿命が感じられるような映画だった。

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シンシナティ・キッド(アメリカ・1965年) [少し面白かった映画]

 監督はノーマン・ジュイソン。
 原作はリチャード・ジェサップ。
 脚本はリング・ラードナー・ジュニアとテリー・サザーン。
 主演はスティーヴ・マックィーン。
 主人公は賭博師の青年シンシナティ・キッド。“ザ・マン”と呼ばれるポーカーの名人ランシーがニューオリンズに姿を現し、周囲の注目の中、勝負に挑む。
 30年来の大物賭博師に敗北したシンシナティ・キッドが、安定した家庭を求めていた恋人クリスチャンに慰められ、彼女から有り金を渡されて賭場へ向かうシーンが、一番印象的だった。女性から見れば救いようのない賭博師、けれど、シンシナティ・キッドにとっては人生を賭けたいという男の本能と情熱を理解している、というところに、女のやさしさと男への愛が感じられた。
 スティーヴ・マックィーンが35歳の時の撮影で、独特の持ち味と演技が感じられるような映画だった。

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真珠の耳飾りの少女 (イギリス/ルクセンブルク・2003年) [少し面白かった映画]

 監督はピーター・ウェーバー。
 原作はトレイシー・シュヴァリエ。
 主演はスカーレット・ヨハンソン。
 17世紀のオランダ。画家フェルメールが描いた作品をモチーフにした人間ドラマ。 フェルメール家に住み込みのメイドとなった少女グリートは、美術の感性に優れ、絵の具の調合をしたりするようになる。やがて、フェルメールとグリートの間に親密な感情が生まれ、妻の嫉妬によって、罠にはめられていく。
『真珠の耳飾りの少女』という絵でフェルメールの名前は知っていたが、メイドの少女との関係など興味深いストーリーだった。
 ただ、スカーレット・ヨハンソンは、どの映画を観ても、何故かあまり好きになれない女優のため、のめり込めないというか面白さがイマイチだった。もっと純真で清楚で純朴で、それでいて艶めかしさも感じられるような女優だったら、天才画家をハッとさせるようなミステリアスで魅力的な少女グリートが浮き彫りにされ、印象深い映画になったような気がした。

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ヒート (アメリカ・1995年) [少し面白かった映画]

 監督と脚本はマイケル・マン。
 主演はアル・パチーノと、ロバート・デ・ニーロ。
 ニール・マッコーリーはギャングのボス。ヴィンセント・ハナはロサンゼルスの警部。ニールは銀行襲撃を企て、ヴィンセント警部はニールを追跡。
 恋人を得たニールは銀行襲撃を最後にギャング稼業から抜け出すつもりだったが、犯罪計画は失敗。ロス警察との銃撃戦で生命を落とす。
 アル・パチーノとロバート・デ・ニーロは、わりと好きな俳優なので期待したが、
(何かイマイチね……ストーリーが……脚本が)
 とか、
(監督が……)
 と、せっかくアメリカの名優アル・パチーノと、ロバート・デ・ニーロ出演でも、やはり映画は監督の腕次第、それと脚本の面白さ次第と思って映画情報を見たら、監督と脚本は同じ人だった。もの足りない映画で、そんなことがよくある。面白い映画で監督と脚本が同じ人ということも、よくあるけれど。


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恐怖のメロディ (アメリカ・1971年) [少し面白かった映画]

 監督はクリント・イーストウッド。
 原作はジョー・ヘイムズ。
 脚本はディーン・リーズナーとジョー・ヘイムズ。
 主演はクリント・イーストウッド。
 主人公はカリフォルニア州の西海岸モントレー半島で人気のディスク・ジョッキー、デイブ・ガーランド。毎晩、電話で『ミスティ』をリクエストしてくる女性イブリンと知り合い、一夜だけの遊びのつもりでベッドを共にする。
 ところがイブリンはデイブに夢中になり、ストーキング行為を始める。デイブが仕事の打ち合わせ中や、恋人とのデート中に姿を現しては異常な嫉妬でデイブを激怒させる。
 イブリンのデイブへの執着は異常さを増していき、殺人事件に発展する。
 クリント・イーストウッドの監督デビュー作ということだが、ストーリーはありふれているし、サスペンスの面白さも、やや、もの足りなかった。


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アウトロー(アメリカ・2012年) [少し面白かった映画]

 監督と脚本はクリストファー・マッカリー。
 原作はリー・チャイルド。
 主演はトム・クルーズ。
 白昼、ピッツバーグ近郊で突然、銃声が響き、5人の男女が殺害される。その無差別殺人事件の容疑者として逮捕されたのは、元米軍スナイパーのジェームズ。容疑を否認するジェームズは、元米軍秘密捜査官ジャック・リーチャーへの連絡を要求。リーチャーは、その不審な事件の真相を追求していく。
 トム・クルーズはあまり好きではない俳優だが、サスペンス・アクションなので興味を持った。主人公のジャック・リーチャーのキャラクターが、もの足りない感じ。一匹狼としての迫力が、もう少しあれば面白い映画になるような気がした。


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11人のカウボーイ (アメリカ・1971年) [少し面白かった映画]

 監督はマーク・ライデル。
 原作はウィリアム・デイル・ジェニングス。
 脚本はアーヴィング・ラヴェッチ、ハリエット・フランク・ジュニア、ウィリアム・デール・ジェニングス。
 主演はジョン・ウェイン。
 主人公は牧場主のウィル。1200頭の牛を移送することになったが、大人の男たちはゴールド・ラッシュでいないため、少年たちをカウボーイとして雇う。11人の少年を、ウィルは鍛えたり、トラブルを解決したり。次第に成長していくカウボーイ少年たちは、ウィルを親のように慕う。途中で凶悪な牛泥棒グループに襲われ、ウィルは生命を落としてしまう。
 地味な映画と思いながら観始めたけれど、次第に引き込まれた。
 ただ、主人公が途中で死んでしまうのに驚いた。ラストシーンで主人公が死ぬ映画はあるが、ラストの30分ぐらい前に牛泥棒の銃撃で殺されてしまうのである。
 ジョン・ウェインのアクション・シーンもどこか迫力がなかったし、撮影時64歳にしては老牧場主という感じで、ガンのため体調が良くなくて脚本を変更したのかもと想像したりした。
 カウボーイ少年たちは無事に大群の牛を届けて、ストーリーとしては安堵の結末だけれど、やはり男盛りの血気盛んなジョン・ウェインの活躍ぶりが観たかったと思った。

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