So-net無料ブログ作成
検索選択

麻雀放浪記 (日本・1984年) [面白かった映画]

 監督は和田誠。
 原作は阿佐田哲也。
 脚本は和田誠と、澤井信一郎。
 主演は真田広之。
 終戦後の上野。主人公の青年・哲は、バクチを教えてくれた男・虎と偶然会ったことから、賭博の場に連れて行かれ、プロの賭博師・ドサ健を知って友達になり、麻雀にのめり込んでいく。また、アメリカ兵相手の秘密カジノのママとの関係で、哲は初めて女性を知り、夢中になる。一方、ドサ健の愛人まゆみに対して、特別な感情を抱く。まゆみはドサ健から女郎に売り飛ばされそうになるが、それでもひたむきにドサ健を愛し続ける。
 阿佐田哲也の小説の映画化。小説も面白かったし、この映画も面白い。若い哲が、未知の世界の女性の心の動きを知っていくところ。世間の荒波に揉まれた大人の女であるカジノのママと、対照的に純真でひたむきなまゆみ。ドサ健を通して、勝負師という人間を見つめて、心が揺れるところ。ラストシーンは衝撃的で驚かされるが、人間の生き死にに半ば麻痺しているような、終戦直後という時代背景のせいもあるのだろうか。
 真田広之は、好きな俳優。この映画も適役に思えるけれど、やはり『道頓堀川』(日本・1982年)の、年上の女性を愛する画家志望の青年役が、素敵で素敵で、忘れ難い。思い出したら、『道頓堀川』をまた観たくなった。

tentoumusi.png


共通テーマ:映画