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ある日どこかで (アメリカ・1980年) [面白かった映画]

 監督はジュノー・シュウォーク。
 原作はリチャード・マシスン。
 脚本はリチャード・マシスン。
 主演はクリストファー・リーヴ。
 主人公は劇作家青年リチャード。自作が上演された日、見知らぬ上品な老婦人から声をかけられ、「帰って来て」という言葉と共に金の懐中時計を渡される。数年後、リチャードはホテルの壁に飾られていた美しい女性の肖像画を見てハッとする。それは、あの老婦人の若い日の肖像画だった。肖像画の美女に恋してしまったように、毎日、悶々として過ごすリチャードは、方法を知って時空の果ての過去の世界へと戻り、肖像画に描かれた若い日の舞台女優とめぐり逢って、愛し合うようになる。
 恋愛SF映画があるなんて知らなかった。ストーリーはシンプルだし、登場人物もそう多くないのに、ていねいに撮影されている感じの映画で、とてもロマンティック。『スーパーマン』しか観たことがなかったクリストファー・リーヴが、最初は何となく表情が乏しい気がしたけれど、次第にそうではなくなった。撮影時、28歳のクリストファー・リーヴ。『スーパーマン』の印象は薄れていき、美青年劇作家役が、適役という感じ。女優を恋い慕う気持ちが、まなざしやセリフやしぐさから、深く伝わってくる。
 リチャードを愛する女優役の、イギリス出身のジェーン・シーモアも、きれいで、個性的で、さまざまな表情がとてもいい。リチャードへの愛を選ぶ、ひたむきな恋心が切々と伝わってくる。
 ラブ・シーンがそうあるわけではないのに2人の恋に、胸が熱くなるほど感情移入して観てしまった。SFの味付けのラブ・ロマンス映画、という感じだろうか。SFと思い出させられるようなラストシーンは、胸が引き絞られるほどせつないような気持ちになった。
 こういう恋愛SF映画なら、もっと観てみたいと思った。

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