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2017年04月| 2017年05月 |- ブログトップ

インサイダー (アメリカ・1999年) [面白かった映画]

 監督はマイケル・マン。
 脚本はエリック・ロス。
 主演はアル・パチーノ。
 主人公のローウェル・バーグマンは人気報道番組のプロデューサー。匿名の人間からタバコ・メーカーの極秘資料のデータを入手する。送信者がそのタバコ会社の研究部門担当副社長ワイガンドと突き止めるが、彼は家庭生活を守るため、会社と守秘契約を交わしており、バーグマンの取材を拒否する。そのことに気づいた会社から、家族が危機にさらされた時、インサイダー(内部告発者)になることを決意する。
 報道番組のプロデューサーとしての使命と責任を果たそうとするバーグマン。家庭の平穏を望みながらも正義をつらぬこうとするワイガンド。2人の男とその生き方が浮き彫りにされた面白い社会派ドラマだった。

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じゃじゃ馬ならし (アメリカ/イタリア・1966年) [面白かった映画]

 監督はフランコ・ゼフィレッリ。
 原作はウィリアム・シェイクスピア。
 脚色はポール・デーン、スーゾ・チェッキ・ダミーコ、フランコ・ゼフィレッリ。
 主演はエリザベス・テイラーと、リチャード・バートン。
 16世紀初期のイタリア。帰郷した青年ルーセンショーは街で若い娘のビアンカに一目惚れ。彼女の父親はビアンカの姉カタリーナが結婚するまで、ビアンカを嫁がせない決意。それを知ったルーセンショーはカタリーナに結婚相手として、ペトルーキオーという男に話をつける。ペトルーキオーはお金持ちの家の娘ならと同意して、求婚。カタリーナは美しい娘だが、とんでもないじゃじゃ馬で手を焼くことになる。
 どの登場人物も面白いが、カタリーナのじゃじゃ馬ぶりが激しくなったりおさまったりが特に面白い。
 アメリカ映画というより、イタリアのコメディ映画ふう。
 エリザベス・テイラーと、リチャード・バートンが夫婦の時期であり、最初の再婚中。その後、離婚して、また再々婚という凄いカップル。エリザベス・テイラー34歳、リチャード・バートン41歳の時の撮影。 
 監督はイタリア出身のフランコ・ゼフィレッリ。44歳の時の撮影作品。フランコ・ゼフィレッリ監督は脚本家でもあり、オペラ演出家でもある。
 エリザベス・テイラーと、リチャード・バートンは大好きな俳優だが、他の映画ではちょっと観られない感じの魅力がそれぞれ出ていると思った。

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ボビー・フィッシャーを探して (アメリカ・1993年) [少し面白かった映画]

 監督はスティーヴン・ゼイリアン。
 原作はフレッド・ウェイツキン。
 主演はマックス・ポメランツ。
 主人公はチェスの天才少年ジョシュ。7歳の時から、公園で行われているアマチュアのチェス・プレイヤーたちから注目されるほど強い。その才能に父親が、昔、世界チャンピオンを何度も獲得したチェス・プレイヤーであるボビー・フィッシャーのように育てたいと、名プレイヤーのブルースと出会って、レッスンを受けさせる。やがてジョシュは少年少女のチェスの大会に出場し、優勝を重ねていく。
 父も母もジョシュを愛しているが、その愛し方に違いがあることがつたわってくるシーンが面白かった。チェスの天才少年としての個性が、もっと強く出ていれば良かったと思う。チェスを除くと平凡な少年、というのは、リアリティはあるのかもしれないが、映画としてはもの足りない気がした。
 ジョシュを指導する名プレイヤー役のベン・キングズレーが、存在感があって良かった。

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灰とダイヤモンド (ポーランド・1958年) [感動させられた映画]

 監督はアンジェイ・ワイダ。
 原作はイェジー・アンジェイエフスキー。
 脚本はアンジェイ・ワイダと、イェジー・アンジェイエフスキー。
 主演はズビグニエフ・チブルスキー。
 第二次世界大戦末期のポーランド。主人公の青年マチェックが、ロンドン派の抵抗組織の中でドイツ軍と闘う姿が描かれる。
 戦争を背景に、生と死を意識しながら信念や思想と共に生きる人間の生命のはかなさ、哀れさが感じられて胸が痛くなるような気分に包まれた。
『地下水道』と同じようにモノクロなので、独特の雰囲気が全編に感じられ、画面の全体だけでなく細部まで、ていねいに撮影されているような気がした。主人公が無残な死を遂げるラストシーンは、特に印象的だった。

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マイ・インターン (アメリカ・2015年) [面白かった映画]

 監督と脚本はナンシー・マイヤーズ。
 主演はロバート・デ・ニーロ。
 電話帳を印刷する会社を70歳で退職後、ベンは妻に先立たれて1人暮らし。生き甲斐を見つけるために、シニア向けファッション通販サイトのインターン(見習い社員)に応募して採用される。事業に成功したばかりの女社長ジュールズはアラフォー世代で、夫が会社をやめ主夫となって家事と育児に専念。公私ともに悩みや迷いを、秘書に昇格させたベンに打ち明け、親愛の情が生まれる。ベンはマッサージ師の熟女女性と親密になり、会社の社員や見習い社員たちからも信頼され人気者になる。
 ロバート・デ・ニーロ70歳過ぎの撮影だが、俳優としても男性としても現役(!)と思わせられるような面白い映画だった。
 仕事を上手にこなしたベンに、ご褒美のようにマッサージ師の熟女女性が、デスクの前に座ったベンの肩や背中から腰へと絶妙なマッサージをしていくシーン。ベンは疲れが取れる心地良さだけでなく、腰のあたりにマッサージ師女性の手で絶妙なマッサージをされると、羞恥と途惑いの表情を浮かべる。隣席の男性見習い社員がすぐに察して、「まだ現役なんですね」と、雑誌をベンに手渡す。その雑誌をベンは股間の上に置き、〈変化〉を隠す。決してダイレクトに愛撫されたわけでもないのに、ベンの肉体の昂ぶりがユーモラスに、しかもリアルに伝わってくる。そのシーンが一番印象に残った。
 主演女優は、私はちょっと苦手。他の女優だったら、もっと楽しめた。
 女社長のキャラクターや、夫の不倫のシーンなど、類型的でありきたりなシーンも少なくないが、独特の演技、豊かな表情、存在感濃厚なロバート・デ・ニーロ主演だから、面白い映画になっていると思った。

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十戒 (アメリカ・1956年) [面白かった映画]

 監督はセシル・B・デミル。
 脚本はイーニアス・マッケンジー、ジェシー・L・ラスキー・Jr、ジャック・ガリス、フレドリック・M・フランク。
 主演はチャールトン・ヘストン。
 旧約聖書をもとにした話。モーゼがイスラエル民と共に聖地を築く。ヘブライ人(ユダヤ人)を奴隷にしていエジプトで、君主のファラオはヘブライ人に男子が誕生すると殺させたが、モーゼは赤児の時、ファラオの娘に救い出される。勇敢な青年となったモーゼは、神から啓示を受け、ヘブライ人(ユダヤ人)の解放のために行動する。
 4時間近い大作だが、ストーリーが面白く、チャールトン・ヘストン演じるモーゼに感情移入しながら観てしまうので、少しも飽きさせられなかった。チャールトン・ヘストンは、このような史劇映画に最も適役に感じられた。

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ニック・オブ・タイム (アメリカ・1995年) [少し面白かった映画]

 監督はジョン・バダム。
 脚本はパトリック・シェーン・ダンカン。
 主演はジョニー・デップ。
 主人公は税理士のジーン。妻を亡くし、幼い娘と2人で新たな生活を始めるため、ロサンゼルスに来た。駅の構内で、不意に現れた、警察だという男女に拉致されて車の中へ。午後1時30分までに、演説会の予定のある女性州知事グラントを殺害しろと迫られる。実行しないと、幼い娘リンの生命はないと脅迫されたジーンは、拳銃を渡されてポケットに隠し、迷いながらも会場へと向かう。
 ストーリーとしては、謎が解明されたり、どんでん返しもあって面白いけれど、主役がイマイチの感じ。脚本も練れていないというか、午後1時30分までという設定もどこか悠長な感じで、サスペンスのハラハラドキドキ感があまり楽しめなかった。最後まで観る程度の面白さはあったけれど。

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偶然の恋人 (アメリカ・2000年) [面白かった映画]

 監督と脚本はドン・ルース。
 主演はベン・アフレック。
 主人公は広告代理店勤務の青年バディ。出張で出かけた空港で欠航となったため、脚本家グレッグと知り合い、もう1人の女性と3人で、バーで飲みながらお喋り。やがて、バディの予約便の出発が可能になるが、家族の待つ家に急ぐグレッグに、チケットを譲る。その便が墜落事故を起こし、グレッグの死亡を知ったバディは罪悪感に襲われる。情緒不安定になってお酒に溺れてしまい、アルコール依存症に。完治したバディは、グレッグの遺族を訪ね、謝罪するつもりが、グレッグの妻と恋に落ちてしまう。
 ストーリーも人物設定も、ありきたりの感じだが、グレッグにチケットを譲ったことの謝罪が、なかなかできず、胸に秘めているバディの内面が伝わってきたところが良かった。
 バディを演じたベン・アフレックがちょっと素敵で、何かの映画で見たことがあると思ったら、『消されたヘッドライン』(アメリカ・2009年)に出演し、国会議員の役だった。国会議員といっても日本の政治家とは全く異なるイメージだったけれど。もちろんベン・アフレックが演じた政治家のほうがはるかに素敵なイメージだった。
 また、ドン・ルース監督の情報を読んだら、私が感動した映画『水曜日のエミリア』(アメリカ・2009年)も、監督・脚本を担当していた。


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