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ザ・インタープリター (イギリス・2005年)

 監督はシドニー・ポラック。
 脚本はチャールズ・ランドルフ、スコット・フランク、スティーヴン・ゼイリアン。
 主演はショーン・ペンとニコール・キッドマン。
 国連本部で働く通訳のシルヴィアは、クー語を訳してアフリカのマトボ共和国の大統領暗殺計画を知ってしまい、身の危険が迫ることに。シークレット・サービス捜査官のトビンのグループから、その身を守られながらも、ある秘密を隠している。そのことに気づいたトビンは、彼女に疑惑の眼を向ける。
 タイトルのインタープリターとは、通訳の意味。現地出身の通訳女性シルヴィアが、大統領暗殺計画を知って通報、生命を狙われ、捜査官が謎と疑惑を感じて探り出すというサスペンス。
 捜査官役のショーン・ペンは、それなりに良かったが、ニコール・キッドマンはあまり適役という感じではなかった。
 ストーリーも盛り上がりに欠ける感じで、通訳女性の秘密がラスト近くで明かされても、そう衝撃的でもなく、観終わってみれば、どこか不完全燃焼という感じだったが、サスペンスの面白さが少しはあった。

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刑事コロンボ 忘れられたスター (アメリカ・1975年) [テレビ・ドラマ]

 主演はピーター・フォーク。
 監督はハーヴェイ・ハート。
 脚本はウィリアム・ドリスキル。
 ミュージカル女優のグレースは、かつての大スター。輝かしい日々が忘れられず、カムバックすることを夢見る。そのための資金50万ドルを、夫に出してと言うが、拒絶されてしまう。医師の夫は、グレースを愛していたが、大金を出さない理由があった。本人には秘密にしてあるが、グレースは余命わずかの脳の病に侵されていたのだ。そうと知らないグレースは、カムバックの資金欲しさに、夫の殺害を決意する。
 コロンボ・シリーズの中で、私の好きなベスト3に入るほど好きなドラマ。何度観ても、面白さと同時に小さな感動が湧く。若さをとうに失ったグレースが、カムバックを夢見て、人気スターだったころと同じ輝かしい日々を取り戻せると信じている、その気持ちが全編から伝わってくる。
 夫は資金50万ドルを出さない理由は明かさず、世界一周旅行をしようと誘う。グレースにとっては夫よりカムバックの夢のほうが大事なのだ。トリックを使ってグレースは夫殺害を果たしてしまう。
 事件を解決したコロンボから話を聞いた、グレースの長年の友人の演出家ネッドが、身代わりになって自首をする。すでにグレースは記憶障害のため、夫を殺害したことを忘れてしまっている。コロンボは、裁判でくつがえされますよと、さりげなく言うが、ネッドの気持ちはわかると言いたげな表情。
 ゲスト・スターがジャネット・リーで、撮影時48歳にしては少し老け役をみごとに演じている。ヒッチコック監督の『サイコ』を思い出すが、このドラマでも適役中の適役。夫からも男性の友人からも愛されながら、スターとしてカムバックしたい、ファンに熱狂されたい夢をかなえようとして必死になる女優の殺人事件。観ていて胸が熱くせつなくさせられるシーンが多く、ドラマというより映画を観ているような気分にさせられる。

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ツーリスト (アメリカ/フランス・2010年) [少し面白かった映画]

 監督はフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク。
 脚本はジュリアン・フェロウズ、フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク、クリストファー・マッカリー。
 主演はジョニー・デップと、アンジェリーナ・ジョリー。
 主人公はアメリカ人旅行者フランク。イタリアのベニスに向かう途中、謎めいた女エリーズに話しかけられて知り合う。エリーズの誘惑に、途惑いながら、いつの間にか事件に巻き込まれて行く。
 アンジェリーナ・ジョリーは嫌いなので、観るのを迷ったが、面白い映画かもと淡い期待で観たら、主人公を演じたジョニー・デップが、わりと良かった。
 ストーリーは、やや、ありふれた感じのサスペンス。結末も予想できる展開だったが、背景のベニスの街の映像を楽しめたし、少しは面白かった。

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目撃 (アメリカ・1997年) [少し面白かった映画]

 監督はクリント・イーストウッド。
 原作はデイヴィッド・バルダッチ。
 脚本はウィリアム・ゴールドマン。
 主演はクリント・イーストウッド。
 主人公はプロの泥棒ルーサー。大統領の後援者サリバンの邸宅に忍び込み、宝石を物色中、サリバンの妻が大統領を連れ込んで帰宅。慌てて隠れたルーサーは、酔った2人が戯れの果て、大統領がサリバンの妻を暴行し、ナイフを手にした彼女をシークレット・サービスが射殺した事件を目撃してしまう。証拠物件のナイフを持ち帰ったルーサーは、目撃を気づかれて生命を狙われる。
 ストーリーは面白いサスペンスだが、全体に雑な感じの脚本を感じさせられた。
 ルーサーのキャラクターにインパクトがなく、キャラクター作りがお粗末で、印象が薄く、曖昧さも。大統領を演じたジーン・ハックマンも、そこそこの感じ。
 ルーサーが大統領の後援者サリバンに真相を語るシーンが、やや不自然。結末も、もの足りない。父と娘の関係の描き方は、ワン・パターンの描き方。
 撮影時、クリント・イーストウッド67歳にしては、存在感が希薄。好きなジャンルのサスペンスなので、期待して観始めたが、少しは面白かった。原作の小説は、もっと面白いかもしれないと思った。

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