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バッド・ガールズ (アメリカ・1994年) [面白かった映画]

 監督はジョナサン・カプラン。
 脚本はケン・フリードマンと、ヨランデ・フィンチ。
 主演はマデリーン・ストウ。
 19世紀のアメリカ西部。主人公のコーディは男性客を相手にするサロンを経営。キスを嫌がる娼婦に強引に迫る軍人を射殺してしまい、縛り首の刑に。処刑直前、3人の娼婦が馬車や武器を手にして現れ、コーディを救って4人で逃亡。口座のある銀行でまとまったお金を下ろしかけた時、昔の愛人で強盗のキッドが銀行を襲って大金を強奪。コーディは取り返しに行くが、キッドから無残な仕打ちを受ける。
 あまり期待しないで観たら、面白かった。4人の女たちがそれぞれの過去で、馬を乗りこなし、銃も使える気丈夫な性格というキャラクター。大半の西部劇はガンマンが男の主人公だが、この映画は女性である。馬を走らせるのもガンさばきも、女性だから新鮮であり、痛快。まさに異色の西部劇という感じ。ストーリー展開が、やや雑であることと、主役がもう少し個性の強い美女だったら、もっと良かった。


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映画 中村勘三郎 (日本・2013年) [その他]

 監督は松木創。
 主演は十八代目中村勘三郎。
 57歳で亡くなった歌舞伎俳優・中村勘三郎に密着取材したドキュメンタリー。
 3歳の初舞台の可愛らしいこと、この上ないという感じ。
 歌舞伎を愛し、歌舞伎と共に生きた人生。短か過ぎる寿命。手術しなければ良かったのに。病室のベッドに、どんな想いで寝ていたかと想像すると、可哀想でたまらなくなる。

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ロング・グッドバイ (アメリカ・1973年) [面白かった映画]

 監督はロバート・アルトマン。
 原作はレイモンド・チャンドラー。
 脚本はリー・ブラケット。
 主演はエリオット・グールド。
 主人公は私立探偵フィリップ・マーロウ。友人テリーが妻を殺害した事件で共犯と疑われ、刑事が訪問。メキシコへの逃亡を助けた友人テリーは自殺。行方不明の作家を探し出す仕事を受けていたフィリップ・マーロウは、依頼人が友人テリー夫妻の知人と知り、疑惑を追求し、事件を解明していく。
 アメリカの作家レイモンド・チャンドラーは、昔、3冊ぐらい読んだ。その中に、この映画の原作『長いお別れ』があった。3冊以上読まなかったのは、あまり魅力を感じないハードボイルドのジャンルだったからか、翻訳の文体のせいか、その両方か、記憶していない。
 映画もハードボイルドの主人公はワン・パターンな感じで、あまり惹かれないが、この映画はそこそこの面白さだった。真夜中にペットの猫に起こされて、キャットフードを買いに行くなんて、おかしいというより呆れるというか、主人公のキャラクターを表現しているという気もするけれど。
 自殺した友人のことが少しずつわかっていき、謎が解明されていくストーリーは、それなりに面白かった。
 ロバート・ミッチャムがフィリップ・マーロウを演じた『さらば愛しき女よ』(アメリカ・1975年)を以前、2回観たが、ストーリーも面白かったし、フィリップ・マーロウを誘惑するシャーロット・ランプリングが魅力的だったと思い出した。

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崖っぷちの男 (アメリカ・2011年) [面白かった映画]

 監督はアスガー・レス。
 脚本はパブロ・F・フェニベス。
 主演はサム・ワーシントン。
『崖っぷちの男』という邦題から、大自然の中の崖をイメージしていたら、そうではなかった。原題は『MAN ON A LEDGE』。LEDGEは、壁・窓から突き出た棚の意味。主人公の元警察官ニック・キャシディは、罠にはめられて30億円のダイヤモンド強奪犯人の冤罪で逮捕されるが、父の葬儀の参列中に脱走。高層階にある高級ホテルに偽名でチェック・インし、窓枠の外の棚の上に立ち、今にも飛び降りるふりを見せて集まった衆人たちやマスコミの注目の的に。警察に、交渉人の女性刑事リディアを指名。やり取りの間、弟と恋人が、宝石所有の実業家の金庫室へと忍び込む。
 ハラハラドキドキ感を楽しめる面白いサスペンス・アクションだった。意外な展開のストーリーも面白い。ニックを罠にハメた男が、あの警察官かと思っていたら、別の警察官だったり、葬儀中の弟との喧嘩は芝居、さらに父は生きていて弟とともにニックの無実を晴らす協力者だったり。
 主役のイギリス出身の俳優サム・ワーシントンが味わいのある、いい演技、狡猾な実業家も適役、女性交渉人刑事のリディアも刑事にしてはふさわしくないほど美人であるのもいいし、その他の登場人物も、キャラクターがよく出ていて、すべて良かった。
 結末がちょっと呆気ないというか、やや不自然な解決、に感じられなくもないが、そう気にならなかった。
 高所恐怖症の私にとっては、頻繁に出てくる、高層階ホテルの部屋の窓の外に立つ主人公の姿を眼にするだけで、「怖~い」と何度も呟いてしまった。

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