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カンバセーション…盗聴… (アメリカ・1974年) [面白かった映画]

 監督と脚本はフランシス・フォード・コッポラ。
 主演はジーン・ハックマン。
 主人公のハリー・コールは、盗聴を専門の仕事をしている。ある日、クライアントから、公園を散策する若いカップルの盗聴を依頼されるが、ひそかに会話の録音テープを聴き、小さな疑念を持つ。そのテープには、殺人事件を予告させる言葉がはいっていたためだった。ハリーは、テープを取りに来たクライアントの部下に渡すことを拒絶し、事件に巻き込まれて行く。
 プロの殺し屋ならぬ、プロの盗聴屋がいるというのが面白かった。しかも録音テープを、禁を破って聴いてしまったことで、殺人事件を知ってしまう、というサスペンス。
 主人公のキャラクターを印象づける孤独な私生活の描き方はイマイチだった。
 意外な結末の、ラストシーンは面白かった。

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世界で一番パパが好き! (アメリカ・2004年) [面白かった映画]

 監督と脚本はケヴィン・スミス。
 主演はベン・アフレック。
 主人公のオリーは、音楽業界の有能な宣伝マン。ニューヨークで充実した生活を送っていたが、最愛の妻が出産で急死。悲しみの余り、無事に生まれた赤児の娘を愛せない。妻の死の原因が娘の誕生だったためだった。オリーは仕事をやめ、ニュージャージーの実家で暮らす父と共に、新生活を始める。父は、幼い娘のガーティを愛し、面倒を見ながら、父親になれない息子を心配する。やがて、最愛の娘であるガーティに愛が芽生え始める。
 主役のベン・アフレックが32歳の時の撮影。父と幼い娘の、類型的なありふれたストーリーかもと思いながら観始めたが、父親になれないオリー役のベン・アフレックが、わりと素敵だったし、父親を慕うガーティが可愛らしく成長していく姿も微笑ましい感じだった。
 華やかな音楽業界での仕事が忘れられないオリーと、利発な女の子ガーティの、新生活への対話。ストーリーの結末の、心温まるようなラストシーンもとても良かった。

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ホワイトナイツ (アメリカ・1985年) [少し面白かった映画]

 監督はテイラー・ハックフォード。
 脚本はジェームズ・ゴールドマンとエリック・ヒューズ。
 主演はミハイル・バリシニコフ。
 ソ連からアメリカに亡命した著名なバレエ・ダンサー青年ニコライは、ロンドンから東京に向う国際線の旅客機のトラブルで、白夜のシベリア空軍基地に緊急着陸。KGB(ソ連国家保安委員会)に発覚して連行され、軟禁されてしまう。一方、ニコライを母国に取り戻そうと画策するKGBのチャイコは、母国を捨てた黒人タップダンサー青年レイモンドを、監視役につける。逆の立場から反発し合っていた2人は、次第に友情を深めていき、計画を立てて脱出を決意する。
 バレエ・ダンサーとタップダンサー。2人の踊るシーンが印象的。無事に脱出を果たせるかどうか、ラストのサスペンスフルなシーンが面白かった。

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殺意は薔薇の香り (フランス/ルクセンブルク・2013年) [少し面白かった映画]

 監督はフィリップ・クローデル。
 脚本はフィリップ・クローデル。
 主演はダニエル・オートゥイユ。
 主人公は妻と平穏に暮らす脳外科医のポール。ルーという女性から、昔、手術してもらったと言葉をかけられる。自宅や勤務先の病院に花束が届くようになる。送り主が不明の花束だが、その都度、ポールの前に出現するので、彼女からの贈り物とわかる。ルーがストーカーと思い込んだポールは、気分的に不安定になり、その様子に妻も疑惑の眼を向けるようになる。
『殺意は薔薇の香り』という邦題。何となく陳腐で稚拙な感じ。
 ストーカーと思い込んだルーの行動がイマイチ迫力に欠けるし、ポールの苛立ちもあまり伝わってこない。
 ルーの自殺というのもストーリーを盛り上げていないし、不自然な感じ。
 監督と脚本担当が同じ人だが、他の監督と脚本だったら、もっと面白い映画になったような気がした。

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ワイルド・ギース (イギリス・1978年) [少し面白かった映画]

 監督はアンドリュー・V・マクラグレン。
 原作はダニエル・カーニー。
 脚本はレジナルド・ローズ。
 主演はリチャード・バートン。
 1967年、アフリカの某国で軍部のクーデターが起こり、黒人大統領リンバニが拉致された。2年後、国の銅山の権益を得ていた英国の大銀行家マターソンは、リンバニをイギリスに亡命させるため、元米軍将校で隊長アレン・フォークナーに、大統領の奪回作戦の指揮を依頼。アレンは特務曹長や元警察官を始め50人の傭兵部隊を指揮し、200人の敵と闘って行くが、傭兵は1人2人と生命を落として行く。
 戦争アクションはあまり興味のないジャンルだが、リチャード・バートン主演なので、興味を持った。
 敵も味方も武器弾薬に包囲されて生命を賭けて闘うという、男性の世界であり男性の本能や宿命が感じられるような映画だった。

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さよなら、アドルフ(オーストラリア/ドイツ/イギリス・2012年) [面白かった映画]

 監督はケイト・ショートランド。
 脚本はロビン・ムケルジー。
 主演はサスキア・ローゼンダール。
 1945年、ナチ親衛隊の両親が連合軍に拘束され、14歳の少女ローレは幼い弟や妹を連れて、祖母の家へ向かう。敗戦後のナチや家族たちは子供まで世間から冷遇され、誰も助けてくれない。旅の途中、ユダヤ人青年トーマスと知り合い、ローラはナチに対する考え方が変化していく。
 主人公の少女ローレが幼い弟妹を守りながら、心細い旅を続けて行く健気さ。ユダヤ人青年トーマスの、不条理に対する懐疑や虚しさ。最後に到着した祖母の家での不安。それらに、胸を打たれながら、当時の敗戦後のドイツという国が想像された。

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シンシナティ・キッド(アメリカ・1965年) [少し面白かった映画]

 監督はノーマン・ジュイソン。
 原作はリチャード・ジェサップ。
 脚本はリング・ラードナー・ジュニアとテリー・サザーン。
 主演はスティーヴ・マックィーン。
 主人公は賭博師の青年シンシナティ・キッド。“ザ・マン”と呼ばれるポーカーの名人ランシーがニューオリンズに姿を現し、周囲の注目の中、勝負に挑む。
 30年来の大物賭博師に敗北したシンシナティ・キッドが、安定した家庭を求めていた恋人クリスチャンに慰められ、彼女から有り金を渡されて賭場へ向かうシーンが、一番印象的だった。女性から見れば救いようのない賭博師、けれど、シンシナティ・キッドにとっては人生を賭けたいという男の本能と情熱を理解している、というところに、女のやさしさと男への愛が感じられた。
 スティーヴ・マックィーンが35歳の時の撮影で、独特の持ち味と演技が感じられるような映画だった。

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真珠の耳飾りの少女 (イギリス/ルクセンブルク・2003年) [少し面白かった映画]

 監督はピーター・ウェーバー。
 原作はトレイシー・シュヴァリエ。
 主演はスカーレット・ヨハンソン。
 17世紀のオランダ。画家フェルメールが描いた作品をモチーフにした人間ドラマ。 フェルメール家に住み込みのメイドとなった少女グリートは、美術の感性に優れ、絵の具の調合をしたりするようになる。やがて、フェルメールとグリートの間に親密な感情が生まれ、妻の嫉妬によって、罠にはめられていく。
『真珠の耳飾りの少女』という絵でフェルメールの名前は知っていたが、メイドの少女との関係など興味深いストーリーだった。
 ただ、スカーレット・ヨハンソンは、どの映画を観ても、何故かあまり好きになれない女優のため、のめり込めないというか面白さがイマイチだった。もっと純真で清楚で純朴で、それでいて艶めかしさも感じられるような女優だったら、天才画家をハッとさせるようなミステリアスで魅力的な少女グリートが浮き彫りにされ、印象深い映画になったような気がした。

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