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ペーパー・ムーン (アメリカ・1973年) [面白かった映画]

 監督はピーター・ボグダノヴィッチ。
 脚本はアルヴィン・サージェント。
 主演はライアン・オニールと、テイタム・オニール。
 主人公は聖書のセールスで稼ぐペテン師のモーゼ。葬式に参列した日、母親を亡くした9歳の少女アディを、叔母の家に送り届けるよう、牧師から依頼される。アディの母と男女の関係だったモーゼは断れない。アディは利発で、おませな少女。モーゼの子供のふりして、彼の聖書売りの詐欺に巧みな演技で協力しながら、モーゼのオンボロ車で叔母の家のあるミズーリへ向かう。
 2人のキャラクターの面白さ。ストーリーの面白さ。モーゼとアディを演じた2人が実の親子のライアン・オニールとテイタム・オニールというのも面白い。
 モーゼとアディが、喧嘩しながらも親しい友情が芽生えるだけでなく、父親のいなかったアディがモーゼに父親代わりの愛を感じるようなシーンや、モーゼが行きずりの女とベッドを共にすると嫉妬し、鏡の前でお化粧したりお洒落したりする幼い少女の本能と心理が伝わってきて、コメディのように軽く観られるが、深味のある映画に感じられた。結末も微笑ましいラストシーンだった。

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俺たちスーパーマジシャン (アメリカ・2013年) [何となく観てしまった映画]

 監督はドン・スカーディノ。
 脚本はジョナサン・ゴールドスタインとジョン・フランシス・デイリー。
 主演はスティーヴ・カレル。
 人気の高かった時期があったマジシャンのコンビであるバートとアントンは、落ちぶれてしまったために口喧嘩が多くなり、コンビを解消。別々に仕事を始めたが、大きな舞台では依頼もなく、老人ホームなどでの小さな仕事ばかり。そんなある日、2人は再会する。
 マジックは、所詮、目くらましというか、タネがあるショーなので、あまり面白いと思わない。マジシャンがどんな人間に描かれているかという興味やストーリーに期待したけれど、そのどちらも、何となくもの足りなかった。


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チェッカーズ SONG FOR U.S.A. (日本・1986年) [面白かった映画]

 監督は斎藤光正。
 脚本は中岡京平と白井更生。
 主演は藤井郁弥。
 主人公はチェッカーズのリードボーカルのフミヤ。ニューヨークから来た黒人のサックス奏者マイルスと、その娘である幼い少女カリーとの出会いと友情が描かれる。
 チェッカーズのヒット曲『SONG FOR U.S.A.』が主題歌。この映画にピッタリのいい歌だと思った。
 チェッカーズは大好きだったが、グループ歌手出演映画に対して、あまり期待しないで観たら、予想以上に面白かった。監督と脚本の素晴らしさだと思う。主人公のフミヤと、可愛らしい黒人少女カリーの会話のやり取りのシーン。自然な感じで良かったし、互いに親密な感情、友情が芽生えていくところが微笑ましく伝わってくる。ニューヨークにいる、カリーの母親に対する愛も、死んでお星様になったと夜空を指さすシーンなど印象に残った。
 週刊誌の女性記者とメンバーのベッドシーンがあったり、バイクで旅するメンバーがいたり、メリハリのあるストーリー。ニューヨークの教会での、マイルスの葬儀で、歌手である、カリーの母親が熱唱するシーンも印象的。彼女を自分の母親と知らないカリーの視線、母親が何度もカリーを振り返りながら教会を出ていくシーン。
 ちょっぴり感傷的なシーンが多いけれど、グループ歌手の主題歌をもとにした映画にしては、ていねいに撮影されていると感じられるような、面白くて楽しめる映画だった。


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わらの犬 リメイク版(アメリカ・2011年) [何となく観てしまった映画]

 監督と脚本はロッド・ルーリー。
 原作はゴードン・ウィリアムズ。
 主演はジェームズ・マースデン。
 主人公は脚本家のデヴィッド。妻のエイミーと共に、都会の喧騒に嫌気がさして彼女の故郷の田舎町へ転居。エイミーの昔の恋人やその悪友の荒くれ男たちから目を付けられてしまう。家を攻撃されたり、襲われたり、ついにはエイミーがレイプされてしまう。インテリで穏やかな男だったデヴィッドは激怒し、彼らに復讐を果たしていく。
 1971年のリメイク。サム・ペキンパー監督、ダスティン・ホフマン主演の『わらの犬』は面白かった。それぞれの登場人物もキャラクターや内面も伝わってきたし、サスペンスの面白さも迫力もあった。リメイク版のこの映画はキャストを含め、ものたりない感じだった。


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カトマンズの男 (フランス/イタリア・1965年) [面白かった映画]

 監督はフィリップ・ド・ブロカ。
 原作はジュール・ヴェルヌの『必死の逃亡者』。
 脚本はフィリップ・ド・ブロカ、ダニエル・ブーランジェ。
 主演はジャン・ポール・ベルモンド。
 主人公のアルテュールは父の遺産で暮らし、人生に退屈していて自殺願望がある。さまざまな自殺方法を考え出し、実行するが、いつも失敗。後見人の友人やフィアンセやその母親やその恋人と、世界一周の船旅に出て、香港に到着した時、株の暴落で破産したことを知る。自殺の理由を得て喜ぶが、友人から、どうせ死ぬなら高額の生命保険をかければ殺してやると言われる。その後、アルテュールは出かけた先のあちこちで尾行者に気づき、生命を狙われる不安に駆られ、必死で逃げ回る。
 ドタバタ喜劇でクスクス笑ってしまうシーンばかり。フランス&イタリアのドタバタ喜劇はアメリカのそれと違って、どこか洒落ている、と感じさせられる。予想外の結末も、おかしく面白かった。
 ジャン・ポール・ベルモンド32歳の時の撮影。主人公のキャラクターが、独特の演技とルックスで印象深くなる。こういう映画に、ジャン・ポール・ベルモンドは適役中の適役と思った。

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地獄の黙示録 (アメリカ・1979年) [面白かった映画]

 監督はフランシス・フォード・コッポラ。
 原作はジョゼフ・コンラッド。
 脚本はジョン・ミリアス、フランシス・フォード・コッポラ。
 主演はマーロン・ブランド、マーティン・シーン。
 ベトナム戦争が舞台。アメリカ陸軍士官ウィラード大尉は要人暗殺の秘密作戦に従事してきたが、軍の上層部から特殊部隊の作戦将校カーツの暗殺を命じられる。カーツは優秀な軍人だったが、軍部との連絡を絶ち、ジャングルの奥に潜入して、原地人を支配する王国を築くという異常な世界にいた。
 ウィラード大尉が4人の部下と共にジャングルの奥地へと向かうシーン。異常な精神状態のカーツ将校を目撃した時のウィラード大尉の衝撃。戦争による人間の狂気が描かれていて、戦争映画というより人間ドラマの面白さを感じた。ワーグナーの『ワルキューレの騎行』が流れるシーンも印象的だった。


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