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ベルリン・天使の詩 (西ドイツ/フランス・1987年) [何となく観てしまった映画]

 監督と脚本はヴィム・ヴェンダース。
 主演はブルーノ・ガンツと、ピーター・フォーク。
 天使のダミエルはベルリンの街で、地上の人間たちの心の中の言葉を聞くことができ、その姿は大人には見えなくて、子供には見える。コロンボ刑事役で人気のアメリカ映画俳優ピーター・フォークが、撮影映画の脚本を読んでいるところに出会ったり。友人の天使カシエルと、地上のことを話し合ったり。交通事故で死にかけている男の息を生き返らせたりする。実は、かつて天使だったピーター・フォークから、人間になることを勧められる。
 面白そうなタイトルだが期待はずれだった。2人のゾッとするほど暗く陰湿な眼つきの中高年男の外見が天使という設定には驚愕した。怪奇やホラーではないからダーク・ファンタジーと言わないかもしれないが、そのような暗い世界の話に感じられるほど、2人とも超不気味なまなざしや雰囲気が、この上なく気持ち悪い。
 また、モノクロになったりカラーになったりというシーンが、監督の意図が強調され過ぎて超不自然。スピルバーグ監督の映画にもモノクロ撮影で1か所だけ赤にしてあるシーンがあって、効果的どころか、それまでの感情移入を中断させられてしまったほど。
 もちろんカラーとモノクロをごく自然に効果的に撮影された映画も観ている。その撮影法が自然で効果的か、不自然で中断されてしまうかは、監督の感性の相違であり、監督としての才能の違いだと思う。
 ピーター・フォークが出演しているので何となく最後まで観たけれど。それと、このブログを書くきっかけになった知人からのメールに、ベルリンへ行った時、
 ――『ベルリン・天使の歌』に出て来る天使の像に登ったのですが、素晴らしかったです。――
 というようなことが書いてあったのを思い出した。

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