So-net無料ブログ作成
検索選択
前の10件 | -

乱気流/タービュランス (アメリカ・1997年) [面白かった映画]

 監督はロバート・バトラー。
 脚本はジョナサン・ブレット。
 主演はローレン・ホリー。
 一般の乗客5人と2人の殺人犯と護送する4人の保安官を乗せた航空機がニューヨークからロサンゼルスへ向かうが、連続殺人犯ライアンがハイジャック。機内で保安官や機長や乗客たちを銃撃し、機長も副機長も銃殺されてしまう。スチュワーデスのテリーは操縦室にこもり、旅客機危機管理センターからの指示のもと、自動操縦の機体を操作し、暴風圏に突入するリスクの中、異常な精神状態のライアンと1人闘いながら、危機を脱出する。
 タイトルのタービュランスとは、乱気流の意味。この映画の邦題『乱気流/タービュランス』は、センスがないというか無能というか。そのどちらかのほうが印象的で引き締まるのに。間延びしたヘンな邦題。
 航空機という密室の中、凶悪犯と2人きりのスチュワーデスの恐怖。しかも乱気流に突入する機体。犯人が、機体のコンピューター・プログラムを操作し変更させたり。最後はきっと危機から脱出できるという結末は予想できるのに、ハラハラドキドキさせられる面白いサスペンスだった。 


12-4.gif

パニック・イン・スタジアム (アメリカ・1976年) [少し面白かった映画]

 監督はラリー・ピアース。
 脚本はエドワード・ヒューム。
 主演はチャールトン・ヘストン。
 ロサンゼルスの競技場でフットボールの大試合が行われ、多くの観客が観戦中、無差別乱射事件が発生。観客たちはパニック状態。ロス警察のホリー警部の指示のもと、特殊部隊SWATが犯人を狙撃する。
 観戦に来た観客たちの人間模様の断片的なシーンもあるが、やや中途半端な感じ。主人公の警部の指示に、イマイチ迫力が感じられず、チャールトン・ヘストンの魅力があまり出ていなかった。
 狙撃された犯人が名前を口にして息を引き取っただけで、動機も何もわからないという、もの足りない結末だった。
 特殊部隊SWATの活動は、格好良く勇ましく感じられた。


99-2.gif

もういちど (日本・2014年) [面白かった映画]

 監督は板屋宏幸。
 脚本は板屋宏幸。
 主演は林家たい平。
 江戸時代の深川の長屋が舞台。主人公の噺家(はなしか)であるたい平は、傷心の面持ちで長屋に引っ越して来た。その長屋に住む少年の貞吉が噺家志望で、両親から依頼されて落語を教えることに。愛する妻子を火事で失って落ち込んでいたたい平は、貞吉に落語の稽古をしながら、長屋の人たちと交流するようになり、噺家としての生き甲斐をふたたび見出していく。
『笑点』を見て面白い落語家と思っていた林家たい平が、主演・企画・落語監修という情報を読んで興味を持ったが、予想以上に面白かった。
 どの登場人物もよく描き分けられていたし、心温まるようなストーリー。笑ってしまう場面も多く、主人公始め登場人物たちの心理など、新鮮な時代背景とともに感情移入しながら楽しめた。
 ラストでたい平が高座に座って落語を聞かせるシーンも、退屈せずに面白く聴けた。

tentoumusi.png

ザ・インタープリター (イギリス・2005年)

 監督はシドニー・ポラック。
 脚本はチャールズ・ランドルフ、スコット・フランク、スティーヴン・ゼイリアン。
 主演はショーン・ペンとニコール・キッドマン。
 国連本部で働く通訳のシルヴィアは、クー語を訳してアフリカのマトボ共和国の大統領暗殺計画を知ってしまい、身の危険が迫ることに。シークレット・サービス捜査官のトビンのグループから、その身を守られながらも、ある秘密を隠している。そのことに気づいたトビンは、彼女に疑惑の眼を向ける。
 タイトルのインタープリターとは、通訳の意味。現地出身の通訳女性シルヴィアが、大統領暗殺計画を知って通報、生命を狙われ、捜査官が謎と疑惑を感じて探り出すというサスペンス。
 捜査官役のショーン・ペンは、それなりに良かったが、ニコール・キッドマンはあまり適役という感じではなかった。
 ストーリーも盛り上がりに欠ける感じで、通訳女性の秘密がラスト近くで明かされても、そう衝撃的でもなく、観終わってみれば、どこか不完全燃焼という感じだったが、サスペンスの面白さが少しはあった。

12-4.gif

刑事コロンボ 忘れられたスター (アメリカ・1975年) [テレビ・ドラマ]

 主演はピーター・フォーク。
 監督はハーヴェイ・ハート。
 脚本はウィリアム・ドリスキル。
 ミュージカル女優のグレースは、かつての大スター。輝かしい日々が忘れられず、カムバックすることを夢見る。そのための資金50万ドルを、夫に出してと言うが、拒絶されてしまう。医師の夫は、グレースを愛していたが、大金を出さない理由があった。本人には秘密にしてあるが、グレースは余命わずかの脳の病に侵されていたのだ。そうと知らないグレースは、カムバックの資金欲しさに、夫の殺害を決意する。
 コロンボ・シリーズの中で、私の好きなベスト3に入るほど好きなドラマ。何度観ても、面白さと同時に小さな感動が湧く。若さをとうに失ったグレースが、カムバックを夢見て、人気スターだったころと同じ輝かしい日々を取り戻せると信じている、その気持ちが全編から伝わってくる。
 夫は資金50万ドルを出さない理由は明かさず、世界一周旅行をしようと誘う。グレースにとっては夫よりカムバックの夢のほうが大事なのだ。トリックを使ってグレースは夫殺害を果たしてしまう。
 事件を解決したコロンボから話を聞いた、グレースの長年の友人の演出家ネッドが、身代わりになって自首をする。すでにグレースは記憶障害のため、夫を殺害したことを忘れてしまっている。コロンボは、裁判でくつがえされますよと、さりげなく言うが、ネッドの気持ちはわかると言いたげな表情。
 ゲスト・スターがジャネット・リーで、撮影時48歳にしては少し老け役をみごとに演じている。ヒッチコック監督の『サイコ』を思い出すが、このドラマでも適役中の適役。夫からも男性の友人からも愛されながら、スターとしてカムバックしたい、ファンに熱狂されたい夢をかなえようとして必死になる女優の殺人事件。観ていて胸が熱くせつなくさせられるシーンが多く、ドラマというより映画を観ているような気分にさせられる。

tentoumusi.png

ツーリスト (アメリカ/フランス・2010年) [少し面白かった映画]

 監督はフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク。
 脚本はジュリアン・フェロウズ、フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク、クリストファー・マッカリー。
 主演はジョニー・デップと、アンジェリーナ・ジョリー。
 主人公はアメリカ人旅行者フランク。イタリアのベニスに向かう途中、謎めいた女エリーズに話しかけられて知り合う。エリーズの誘惑に、途惑いながら、いつの間にか事件に巻き込まれて行く。
 アンジェリーナ・ジョリーは嫌いなので、観るのを迷ったが、面白い映画かもと淡い期待で観たら、主人公を演じたジョニー・デップが、わりと良かった。
 ストーリーは、やや、ありふれた感じのサスペンス。結末も予想できる展開だったが、背景のベニスの街の映像を楽しめたし、少しは面白かった。

12-4.gif

目撃 (アメリカ・1997年) [少し面白かった映画]

 監督はクリント・イーストウッド。
 原作はデイヴィッド・バルダッチ。
 脚本はウィリアム・ゴールドマン。
 主演はクリント・イーストウッド。
 主人公はプロの泥棒ルーサー。大統領の後援者サリバンの邸宅に忍び込み、宝石を物色中、サリバンの妻が大統領を連れ込んで帰宅。慌てて隠れたルーサーは、酔った2人が戯れの果て、大統領がサリバンの妻を暴行し、ナイフを手にした彼女をシークレット・サービスが射殺した事件を目撃してしまう。証拠物件のナイフを持ち帰ったルーサーは、目撃を気づかれて生命を狙われる。
 ストーリーは面白いサスペンスだが、全体に雑な感じの脚本を感じさせられた。
 ルーサーのキャラクターにインパクトがなく、キャラクター作りがお粗末で、印象が薄く、曖昧さも。大統領を演じたジーン・ハックマンも、そこそこの感じ。
 ルーサーが大統領の後援者サリバンに真相を語るシーンが、やや不自然。結末も、もの足りない。父と娘の関係の描き方は、ワン・パターンの描き方。
 撮影時、クリント・イーストウッド67歳にしては、存在感が希薄。好きなジャンルのサスペンスなので、期待して観始めたが、少しは面白かった。原作の小説は、もっと面白いかもしれないと思った。

99-2.gif

バッド・ガールズ (アメリカ・1994年) [面白かった映画]

 監督はジョナサン・カプラン。
 脚本はケン・フリードマンと、ヨランデ・フィンチ。
 主演はマデリーン・ストウ。
 19世紀のアメリカ西部。主人公のコーディは男性客を相手にするサロンを経営。キスを嫌がる娼婦に強引に迫る軍人を射殺してしまい、縛り首の刑に。処刑直前、3人の娼婦が馬車や武器を手にして現れ、コーディを救って4人で逃亡。口座のある銀行でまとまったお金を下ろしかけた時、昔の愛人で強盗のキッドが銀行を襲って大金を強奪。コーディは取り返しに行くが、キッドから無残な仕打ちを受ける。
 あまり期待しないで観たら、面白かった。4人の女たちがそれぞれの過去で、馬を乗りこなし、銃も使える気丈夫な性格というキャラクター。大半の西部劇はガンマンが男の主人公だが、この映画は女性である。馬を走らせるのもガンさばきも、女性だから新鮮であり、痛快。まさに異色の西部劇という感じ。ストーリー展開が、やや雑であることと、主役がもう少し個性の強い美女だったら、もっと良かった。


12-4.gif

映画 中村勘三郎 (日本・2013年) [その他]

 監督は松木創。
 主演は十八代目中村勘三郎。
 57歳で亡くなった歌舞伎俳優・中村勘三郎に密着取材したドキュメンタリー。
 3歳の初舞台の可愛らしいこと、この上ないという感じ。
 歌舞伎を愛し、歌舞伎と共に生きた人生。短か過ぎる寿命。手術しなければ良かったのに。病室のベッドに、どんな想いで寝ていたかと想像すると、可哀想でたまらなくなる。

99-2.gif

ロング・グッドバイ (アメリカ・1973年) [面白かった映画]

 監督はロバート・アルトマン。
 原作はレイモンド・チャンドラー。
 脚本はリー・ブラケット。
 主演はエリオット・グールド。
 主人公は私立探偵フィリップ・マーロウ。友人テリーが妻を殺害した事件で共犯と疑われ、刑事が訪問。メキシコへの逃亡を助けた友人テリーは自殺。行方不明の作家を探し出す仕事を受けていたフィリップ・マーロウは、依頼人が友人テリー夫妻の知人と知り、疑惑を追求し、事件を解明していく。
 アメリカの作家レイモンド・チャンドラーは、昔、3冊ぐらい読んだ。その中に、この映画の原作『長いお別れ』があった。3冊以上読まなかったのは、あまり魅力を感じないハードボイルドのジャンルだったからか、翻訳の文体のせいか、その両方か、記憶していない。
 映画もハードボイルドの主人公はワン・パターンな感じで、あまり惹かれないが、この映画はそこそこの面白さだった。真夜中にペットの猫に起こされて、キャットフードを買いに行くなんて、おかしいというより呆れるというか、主人公のキャラクターを表現しているという気もするけれど。
 自殺した友人のことが少しずつわかっていき、謎が解明されていくストーリーは、それなりに面白かった。
 ロバート・ミッチャムがフィリップ・マーロウを演じた『さらば愛しき女よ』(アメリカ・1975年)を以前、2回観たが、ストーリーも面白かったし、フィリップ・マーロウを誘惑するシャーロット・ランプリングが魅力的だったと思い出した。

12-4.gif

前の10件 | -