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インサイド・マン (アメリカ・2006年) [面白かった映画]

 監督はスパイク・リー。
 脚本はラッセル・ジェウィルス。
 主演はデンゼル・ワシントン。
 4人の銀行強盗が、マンハッタンの銀行を襲い、客と従業員を人質にして立てこもる。覆面とジャンプスーツ姿の強盗たちは、人質全員に同じ格好をさせ、警察の眼を混乱させる。担当となった刑事が、強盗たちのピザの要求に応じる指示。ピザの箱に盗聴器を仕掛けたが、見抜かれてしまう。強盗たちの目的は、銀行のお金以外の強奪で、貸金庫の中にある物だった。
 刑事役のデンゼル・ワシントン、弁護士役のジョディ・フォスター。どちらも、可もなく不可もなし、という感じ。
 人質全員に同じ格好をさせるとか、お金以外の目的の犯人の要求など、ストーリーはそれなりに面白いクライム・サスペンスだった。

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猿の惑星 (アメリカ・1968年) [面白かった映画]

 監督はフランクリン・J・シャフナー。
 原作はピエール・ブウル。
 脚本はロッド・サーリングと、マイケル・ウィルソン。
 主演はチャールトン・ヘストン。
 宇宙船が、1年半の航行後に、未知の惑星に着陸し、湖に沈没。宇宙飛行士たちは、初めて降り立った地で、猿の群れを眼にして驚愕する。その世界では、言葉を口にする猿たちは高等動物、口のきけない人間たちは下等動物。猿が人間を奴隷にしたり、人間狩りをして、檻の中に人間を閉じ込めている。宇宙船の隊長テイラーたちは、猿に見つかって捕獲されてしまうが、脱走を試みる。
 以前、この映画を初めて見た時、予想以上に面白くて楽しめた。最初は、タイトルもジャンルも、気乗りしなかった。SFはあまり興味がないし、動物嫌いだからである。
 けれど、見始めてすぐ、面白くて引き込まれた。人間と猿が逆の立場という設定の面白さと、サスペンスの面白さを感じたからだった。
 登場人物たち、というより、多くは猿たちの、さまざまなキャラクター。ストーリーの奇抜さ、斬新さ。ラストシーンは、意外な結末で、忘れ難いほど印象的。
 チャールトン・ヘストンが、実に適役。猿たちの表情や演技も面白い。
 SFにあまり興味のない、動物嫌いの私を、ハラハラドキドキするサスペンスで、これほど楽しませてくれる映画は、他にないのではないかと思う。

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ブロンド・ライフ(アメリカ・2002年) [少し面白かった映画]

 監督はスティーヴン・ヘレク。
 脚本はジョン・スコット・シェパード、ダナ・スティーヴンス。
 主演はアンジェリーナ・ジョリー。
 主人公のレイニーは、ローカル・テレビ局のレポーター。高級マンションに住み、プロ野球のスター選手の恋人がいて、充実した生活ぶり。大手テレビ局から抜擢されることになり、その条件が、カメラマンと組み、技術を磨くことだったが、そのカメラマンは昔の恋人だった。彼と取材に行くと、マイクを向けた予言者のホームレスから、「あなたは一週間後に死ぬ」と告げられ、これまでの人生を見つめ直す。
 予言者のホームレスから、近い日の死を宣告され、こんなに幸せで満足できる人生を送っているのにと、死を否定しながらも動揺する主人公の内面が伝わってきた。恋、花形職業、ルックス、高級マンション――それらを手に入れて、幸福で満たされた生活を送る人間の儚(はかな)さのようなものを感じさせられた。
 やはり人間は、1つか2つは不満がある人生を送るように、神様に定められているのかもしれない。
 主役の女優はあまり好きではないが、ストーリーに興味を持った。
 
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歌劇『オテロ』英国ロイヤル・オペラ(プレミアムシアター・NHK BS) [オペラ]

 英国ロイヤル・オペラ・ハウス(ロンドン)2017年6月28日収録
 指揮=アントニオ・パッパーノ
 演出=キース・ウォーナー
 作曲=ジュゼッペ・ヴェルディ
 原作=ウィリアム・シェイクスピアの戯曲『オセロ』
 管弦楽団=英国ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団
 合唱団=英国ロイヤル・オペラ・ハウス合唱団
 出演=
 オテロ……ヨナス・カウフマン
 デズデーモナ……マリア・アグレスタ
 イアーゴ……マルコ・ヴラトーニャ
 他
         ☆
 久しぶりにテレビでオペラを観た。大好きな『オテロ』。年々、魅力的になってくるヨナス・カウフマン。ようやくワクワク気分で観る気になった。静まり返った夜、ワクワクワクワクしながら、ひとりワイン・グラスを手にして――。
 観始めて間もなく、ショックを受けた。
 全然、感情移入できない。全く、楽しめない。オテロの際立つキャラクターに、のめり込めず、ストーリーの面白さを感じられず、このオペラで一番好きと言っていい第3幕のデズデーモナのアリア『柳の歌』に、感性が熱く揺さぶられることもない。ライブではなくテレビでも、シアター・リモコンでクラシック・モードに設定して、感動でき、楽しめるはず、だった。
(変だわ、私、どうしちゃったのかしら)
 テレビ画面に眼を向けたまま、心で呟く。
(オテロの中にあるムーア人の荒々しい魅力が、全然、感じられない)
(デズデーモナの心情が、全然、伝わってこない)
(ライブじゃないせいかしら)
(プロダクションに問題があるということなのかしら)
(演出が良くないということなのかしら)
(指揮とかオーケストラのせいかしら)
(ヨナス・カウフマンがオテロになるのって、ちょっと、ピンと来ないというか、ちょっと予想つかなかったけど)
(久しぶりにテレビでオペラを観たせいかしら)
(ううん、違う、大事なのは感性、現在の私の感性に、問題があるということだわ)
(つまり、精神状態のせい、ということかも)
(やっぱり、このごろの私、どうかしちゃってるのだわ)
(どうかしてるって、薄々、気づいてた)
(時々、睡眠障害……時々、あることを考え始めると、動悸……時々、情緒不安定の日々だから?)
 永遠に終わりそうもない自問自答を繰り返し、
(ちゃんと、自覚症状があるし)
(そうだわ、思いきって、心療内科の診察を受けてみよう)
 そう思いつく。人生で生まれて初めての思いつき。興味のある心療内科を、経験してみよう。苦手な薬を多く飲まなくても治る方法が、あるかもしれない。
 この番組で、最初の1時間、舞台裏に密着したドキュメンタリー『ヨナス・カウフマン 輝けるテノール』は、それなりに楽しめた。

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ジンジャーの朝 さよなら、わたしが愛した世界(イギリス/デンマーク/カナダ/クロアチア・2012年) [少し面白かった映画]

 監督はサリー・ポッター。
 脚本はサリー・ポッター。
 主演はエル・ファニング。
 1960年代のロンドン。地域紛争や民族紛争やテロが起こる社会背景。幼なじみの2人の少女ジンジャーとローザは、毎日会って、一緒にいる時間を過ごしながら、親の生き方に反発したり。ジンジャーは、奔放なローザに感化されて煙草やお酒を経験してみるが、1人で詩を書く時間が好き。次第にローザから離れ始める。やがて、父のないローザは、ジンジャーの父で思想家のローランドと恋に落ち、肉体関係を持つ。そのことを知ったジンジャーは激しいショックを受け、1人で生きて行く道を探る。
 イギリス人女性監督サリー・ポッター。ジンジャーの父親のキャラクターが、私には好感が持てないというか、あまり好きではないタイプなので、感情移入できなかった。サリー・ポッター監督は、1人の男性として好きなタイプかもしれない。そうでなければ、このような映画は撮影できないと思われる。
 ローランド役のアレッサンドロ・ニヴォラは、比較的イケメン俳優ではあるけれど。
 ロンドンの時代背景とジンジャーの思春期独特の迷いや苦悩が、それなりに伝わってきた。

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見知らぬ乗客 (アメリカ・1951年) [面白かった映画]

 監督はアルフレッド・ヒッチコック。
 原作はパトリシア・ハイスミス。
 脚本はウィットフィールド・クック。
 脚色はレイモンド・チャンドラーとツェンツイ・オルモンド。
 主演はファーリー・グレンジャー。
 主人公はテニス選手のガイ。列車の中で、見知らぬ男から声をかけられる。男は、ガイが妻と離婚して他の女性と結婚したがっていることを知っていて、自分の父との交換殺人を持ちかけた。ガイは断るが、男ブルーノは交換殺人計画を実行し始めてしまう。しかもブルーノは、列車内でひそかに盗んだガイのライターを、殺人の証拠としてガイを脅迫。警察からも疑われる。
 ヒッチコックが好きな友人にどの映画が好きか聞くと、この『見知らぬ乗客』が入っている。ヒッチコックらしさとスリラーの面白さでは抜群の魅力があると私も思う。ヒッチコックならすべての映画が好きという私も、この映画のタイトルが浮かぶほど、何度観ても楽しめる。
 他に、『汚名』『白い恐怖』『パラダイン夫人の恋』『舞台恐怖症』『レベッカ』『北北西に進路を取れ』『泥棒成金』『私は告白する』『疑惑の影』『裏窓』なども、何度観ても楽しめるヒッチコック映画。もの足りない映画や退屈な映画を観た後に、何度も観ているヒッチコックのどれかを観ると、満たされた気分になる。面白さ、楽しさの他に、一種の精神安定剤になっているような時もある。

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ジャッジ 裁かれる判事 (アメリカ・2014年) [少し面白かった映画]

 監督はデヴィッド・ドブキン。
 脚本はニック・シェンク、ビル・ドゥビューク。
 主演はロバート・ダウニー・Jr。
 主人公は敏腕弁護士ハンク。母の葬儀で帰郷するが、地元で判事を勤める父とは、以前から不仲で絶縁状態だった。その父が、殺人事件の容疑者として逮捕される。ハンクは父と小さな口論を繰り返しながらも、父の無罪を信じ、弁護することに。父に不利な証拠がいくつも出てきたり、謎や疑問が湧く中で、ハンクは真相を解明していく。
 法廷サスペンスは面白くて好きだが、少し期待はずれだった。父と息子の関係、主人公と妻の微妙な関係、帰郷して再会した昔の恋人との関係など、あちらこちらの人間関係の模様を盛り込み過ぎ、肝心なサスペンス独特のスリリングな面白さが欠けるからだった。判事が殺人容疑で逮捕されるという設定は面白いのに、結末も意外性やインパクトのない、もの足りなさ。
 ロバート・ダウニー・Jrの弁護士役も、ミス・キャスト、というほどでもないけれど、何となく、もの足りない感じだった。
 もっと面白い法廷サスペンスが観たいと思った。


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裏切りの荒野 (イタリア・1967年) [少し面白かった映画]

 監督はルイジ・バッツォーニ。
 脚本はルイジ・バッツォーニ、ラルフ・セルペ。
 主演はフランコ・ネロ。
 フランスの作家メリメの小説やオペラで有名な『カルメン』のストーリーをもとにした映画ということで、興味を持った。ただし、ジャンルは、あまり好きではないマカロニ・ウェスタン。
 主人公のガンマンのホセは、自由奔放で美しいロマの女性カルメンの魅力に溺れ込んで、強盗団に加わり、逃亡し、あげくの果て、他の男に夢中のカルメンを殺害、身の破滅を招くことになる。
 フランコ・ネロのホセ役、悪くはないけれど、たくまし過ぎる感じ。もう少し、男の純真さ、ひたむきさ、弱さが出ているほうが、私は好き。マカロニ・ウェスタンだから、あのようなキャラクターになるのだと思うけれど。カルメンに翻弄されるホセへのイメージが、あるせいもある。
 カルメンのイメージも、この映画では、やはり違う。この映画だけではなく、他の映画でも、オペラでも、なかなか私のイメージするカルメンを観ることができない。映画やオペラの出来としては、それなりに面白くても、私のイメージするロマの女性らしさが、どれも欠けるためである。あくまでも私のイメージするロマの女性らしさとは何かと言えば、それは結構複雑で、運命的、宿命的、神秘的、本能的、野性的、世間にいないような女性であること。ほとんどの映画やオペラのカルメンは、現実に存在するような、奔放で快楽的刹那的魔性の女みたいな感じに描かれる。それが、私には、もの足りない。
 以前、DVDで観たオペラのカルメンは、わりとイメージが近かった。カード占いで自分の運命を、すでに知っている。闘牛士エスカミーリョに魅了されるカルメンは、もうホセのような男に〈男〉を感じない。
 ラストシーンで、ホセから殺される予感と共に、「あんたと一緒に行くのは嫌! 死んだってあたしはエスカミーリョを愛してるんだから!」というようなセリフを口にして、カード占いのとおり、生命を絶たれてしまう。そのラストシーンが私にとっては、クライマックスと言っていいくらいだが、そのシーンに感動し陶酔できる『カルメン』に、なかなか出会えない。
 現実に存在するようなカルメンでは興醒めであるのと同じように、現実に起こり得るような、愛と嫉妬と憎悪から男に殺害される、というだけのシーンでは、もの足りないというより不完全燃焼の気分におちいる。この映画はマカロニ・ウェスタンとして脚色してあるということで、それなりの面白さは感じたけれど。

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イングリッド・バーグマン~愛に生きた女優~ (スウェーデン・2015年) [面白かった映画]

 監督はスティーグ・ビョークマン。
 出演はイングリッド・バーグマン、イザベラ・ロッセリーニ、イングリッド・ロッセリーニ、ロベルト・ロッセリーニ、他。
 イングリッド・バーグマンのドキュメンタリー。
 イングリッド・バーグマンはアーカイブ映像。
 過去の日記やフィルム、子供たちへのインタビューによるコメントから、スウェーデン出身の女優イングリッド・バーグマンが、母国、アメリカ、イタリアで活躍した様子や、夫や子供たちと共に過ごすひとときの断片映像など、興味深く観た。
 子供たちと過ごす時の母は退屈そうだったと、イザベラ・ロッセリーニが微笑みながら語っていたのが印象に残った。

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乾いた花 (日本・1964年) [何となく観てしまった映画]

 監督は篠田正浩。
 原作は石原慎太郎。
 脚本は馬場当と篠田正浩。
 主演は池部良。
 主人公はヤクザの村木。仲間争いの殺人罪で服役し、出所して来たばかり。行きつけの賭博場へ行き、大胆な賭けをしている冴子という少女と出会って、惹かれる。冴子の要望で、大きな賭博場や危険な賭博場へ連れて行くが、クールな村木は彼女に振り回されながらも愛するようになる。
 池部良主演なので興味を持ち、観てみたが、予想どおり期待はずれ。ストーリーはつまらないし、男女のキャストの持ち味も出ているようで全然、出ていない感じ。
 池部良の演技については、あまり好評とは言えないようだが、その持ち味を生かしてくれる監督に、出会えなかったのではないかという気がする。
 現実に会って話をした池部良さんは、とても魅力的だったけれど。

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